屋上でのレッスン後。全員コンビニで喉飴を買って舐めていた。
キーが高すぎてもう本当にオペラのようだった。最初のうちは手本という事で曲を代わりに歌ってくれたが・・・・もう聞いただけで無理と皆が思った。実際やってみてももう声量が足りなさすぎて酸素が足りない魚がエラ呼吸しているような感じで酸素吸入器で酸素を取り込んでいた。
そんなものどこにあったかと?律音達がこうなるだろうと買ってきていたのである。それを全員に配った。それで酸素を求めるフルマラソンランナーのように全員が受け取って「スーハースーハー」。
Ecritureは全くこんな高い声域の練習など全くしていなかったのでもう喉が痛い。ただ高い声を出すだけなら酸素吸入も喉飴も要らなかっただろうが・・・・律音達の要求は「1分間息を吐き続ける」だとか「高い声の出し方での効果的練習法の実践」など、フリステスの歌唱科での授業内容がそのまま要求された。なのでこんな状況だったりする。
奏鳴「律音先輩・・・・フリステスで毎日こんな事を?」
律音「まぁ基本的な事だからね〜☆」
ミーナ「授業はもっと大変デスヨー」
リルム「そうですね。いろんな声域の声の出し方や肺活量向上訓練は入学してすぐにやらされましたからね」
一同愕然。どうやら皆こうして喉をいためたり酸素吸入器で苦しみながら今日のレッスンを終えたというのに、フリステスではこれが初歩の初歩という・・・・。
流奈「トンデモ存在になっちゃったんだねー・・・・」
皆声がカラカラだというのに、一緒に発声や肺活量訓練をした律音達は涼しい顔でアイスを食べながら3人で話していた。全く次元が違う。
アイリーン「毎日こんな事をしていてはEcritureがつぶれてしまいますわ」
燿「どうする?もうちょっと簡単なものにする?」
律音「毎日やってればそのうち慣れると思うよ☆」
そうだろうか。EcritureもSTAR-MINEも全くそんな気がしない。
ののか「どうするの?この発声練習、続ける?」
とののかは輝莉達に問う。かなり熟考して続けると答えたが・・・・正直辛い。しかしこの訓練を続けないと曲が歌えない。折角フリステスの3学科の皆々様が協力して出来上がった曲。出来ませんでしたでは律音達エトワールの不評につながるかもしれない。それは避けたい。
翼「辛いと思うけど・・・・頑張って」
乃愛「・・・・ええ・・・・」
星名「がんばります・・・・」
輝莉「毎日かぁ〜・・・・ふえ〜・・・・・」
3人の返事は弱々しかった・・・・。
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