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2017年11月16日21:22

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(214)

78年10月13日、花巻市民体育館のメインイベント、猪木とブルート・バーナードのシングルマッチ60分1本勝負。

試合はバーナードが独特のサイレンのような唸り声で猪木を撹乱、交通事故で右腕を骨折して以降、バーナードの右腕には黒いアーマーが巻かれていましたが、腕に鉄のプレートを埋め込んだとのことで肉体が凶器と化した訳です。

ラリアット気味のハンマーを連発しましたが猪木はアリキックで反撃、9分10秒、ブレーンバスターからの体固めで勝利。これが猪木とバーナードの最後のシングルとなりました。

セミファイナルは翌週の10月20日、寝屋川市民体育館でWWWFジュニア・ヘビー級王座を賭けて対戦する藤波とチャボ・ゲレロがタッグでの前哨戦を行っています。

藤波、木戸修組vsチャボ、トニー・ロコ組の45分3本勝負。

1本目は11分1秒にチャボが木戸を体固め、2本目は5分4秒に木戸がロコを体固め。

決勝の3本目は5分41秒に藤波とチャボが両者リングアウトとなり1-1の引き分けとなりました。

セミ前には長州とキラー・カール・クラップが対戦しクラップが8分51秒にブロンズクローからフォール勝ち。

日本プロレス末期の73年2月のダイナミック・ビッグ・シリーズに初来日したクラップは馬場、猪木のいない日本プロレスのリングで準エース格で活躍。

2月22日、大阪府立体育会館でジョニー・バレンタインと組んで坂口、大木金太郎組を破りインターナショナル・タッグ王座を獲得。(3月6日、愛知県体育館で大木、上田馬之助組に敗れ転落)

次の日本プロレス最後のシリーズとなったアイアン・クロー・シリーズでは鉄の爪フリッツ・フォン・エリックと爪コンビを結成、4月18日、焼津市体育館で大木、上田組から2度目の同王座獲得。

初期の大物外国人が呼べなかった新日本プロレスではこの実績が高く評価され(過大評価)、74年から開催された春の本場所ワールド・リーグ戦では異常な程の好成績。

第1回、第2回共に決勝に進出し公式戦では猪木、坂口、ストロング小林らに何度も勝つ等大活躍しました。

76年の第3回には元WWWFヘビー級王者のペドロ・モラレスが来た為ポジションは下がりましたが、公式戦は2位。

77年4月のゴールデン・ファイト・シリーズにはバーナードと組んで来日。これまで勝ち続けていた坂口にも負けるようになりました。

WWWFとの提携路線に走った新日本プロレスではもはやトップを取ることは出来なくなっていましたがこのシリーズも猪木、坂口にはフォールを奪われていますが、長州、S小林にはシングルで勝利。

これが新日本最後の来日となり翌79年は声がかからず、80年1月には国際プロレスに転じることになります。

結果論になりますが、このシリーズはクリス・マルコフも含め、クラップ、バーナードと猪木と縁の深いヒール外国人の最後の御披露目シリーズになったかと思われます。
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