三浦アナ「今、レフェリーの猪木とサブレフェリーのミスター高橋、他の若手、セコンド陣が総出でタイガー・ジェット・シンのサーベルと上田馬之助の刀を取り上げました」
猪木はシンと上田の間に割って入ります。
桜井さん「しかしねぇ、今日のレフェリーは実力行使に出てくるでしょうねぇ、押さえつける力を持ってますよ」
三浦アナ「今日のレフェリーの猪木は『私自身がルールである』と、そう言っております」
桜井さん「猪木の性格からして、今日はとことん闘わせるんじゃないかと思いますね。中途半端なことはしないでしょう」
倍賞鉄夫リングアナによる両選手のコール、しかし、シンが倍賞リングアナに襲いかかって中断。
桜井さん「早く試合開始のゴングを鳴らした方がいいですね。セレモニーは不要ですよ」
倍賞リングアナが立ち上がって改めてコール、猪木が激昂して「早くやれ!」とアピールしました。ここでゴング。
サイドリポーターの古舘伊知郎アナからリポートが入ります。「放送席三浦さん、上田馬之助なんですが、右の上腕を痛めています。昨日の岡崎大会でストロング小林と対戦して机に強くぶつけたようですね」
三浦アナ「桜井さんっ、このシリーズ開幕戦から起きたシンと上田の仲間割れの原因というのは何ですか?」
桜井さん「まず、上田がシンとのタッグを解消しようという動きがありまして、上田はロサンゼルスで木村健吾をパートナーにアメリカス・タッグ王座を取ったんですが、それがシンの耳に入りましてシンが上田に不信感を持ったんですね。開幕戦から寄ると触るともう喧嘩ですねぇ」
三浦アナ「ジンバ・カーンを介在して2人がタッグを組んだ時にお互いの感情がついに表に出た感じですね」
桜井さん「会津若松で6人タッグをやって爆発しましたね」
シンはチョーク攻撃からパンチ、キックから上田を場外に落として観客席に雪崩れ込みました。
三浦アナ「場外乱闘になった時に猪木のレフェリングが見ものですね」
桜井さん「簡単には両者リングアウトにはしないでしょう。とことん決着がつくまで闘わせると思いますよ」
リングに上がろうとする上田にシンは本部席のテーブルを持ち出してエプロンの上田の背中に思い切り叩き付けました。上田、背中を押さえながらリングイン、シンも上田を追ってリングへ。
背後から襲撃しようとするシンに上田は急所打ち、シンは下腹部を押さえてダウン。倒れたシンに今度は上田がチョークでお返し。
三浦アナ「上田の反則パンチが出ました!シンダウンです。さあ、地獄の一匹狼の反撃だ!」
古舘アナ「放送席三浦さん、シンの凶器はリング下にいるセコンドのジンバ・カーンに託されたようですね」
ここで期せずして、超満員の観客から上田コールが沸き上がりました。
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