猪木vsペドロ・モラレスのNWFヘビー級選手権試合はテレビ朝日が収録していたにも関わらずワールドプロレスリングの番組中に放送されませんでした。
猪木のNWF(世界)ヘビー級タイトル戦の中で唯一放送されなかったのがこのモラレス戦で、00年代に発売された暴露本と言われたムック本には様々な記事が掲載されています。
内容は、「モラレスの猪木に対しての背骨攻撃があまりに陰湿且つ執拗だった為、こんな試合内容ではテレビに流せない」とテレ朝の上層部が却下した、あるいは「猪木に全くいいところがなく、新間がテレ朝のプロデューサーに頼んで放送を取り止めてもらった」という論調のもので、まあどれも当たっている気がしないでもないのですが…。
10年に発売された猪木のデビュー50周年記念DVD-BOXでは、「現存する猪木のNWF戦をダイジェスト映像も含め全試合収録」されており、何しろ20枚組なので、その位やらないと20枚埋められない訳ですから、多少マスターテープの状態が悪くても無理矢理押し込むだろうと思われました。
しかし、この中で収録されなかったのは以下の3試合。
��74年7月30日、名古屋市吹上ホール、vsジョニー・パワーズ戦。
��74年11月1日、札幌中島スポーツセンター、vsアーニー・ラッド戦。
��今回のモラレス戦。
の3試合のみ。全52試合中49試合残されているのはテレ朝の並々ならぬ努力を感じますが、それでも見られないものを見たいのがファンの性。
この3試合はサムライTVの「闘いのワンダーランド」、JスカイAの「不滅の闘魂!ワールドプロレスリング」、テレ朝チャンネルの「ワールドプロレスリングクラシックス」でも放送はされておらず。
12年に集英社よりシリーズものとして発売されたDVDマガジン「燃えろ新日本プロレス」は当初の全50巻を上回る67巻、さらにエクストラとしてモハメド・アリと猪木の格闘技世界一決定戦(76年6月26日、日本武道館)を発売、定期講読者に対しては69年12月2日、大阪府立体育会館でのドリー・ファンク・ジュニアvs猪木のNWA世界ヘビー級選手権試合他が入った特典がプレゼントされました。
燃えろ新日本プロレスの発売開始当初、希望する収録試合のアンケートを募り、私は上記3つのNWF戦をリクエスト。しかし願いは叶わず。
結局マスターテープはもう残っていないのではないかと思います。
しかし、この猪木vsモラレス戦が前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント(86年4月29日、津市体育館)のような「不穏試合」ではなかったことから、確かに猪木にとっては酷い内容の試合であったには違いありませんが、お蔵入りさせなければならない試合であるとも思えません。
これに関しては次に書く予定の7月27日、日本武道館でのボブ・バックランドvs猪木のWWWFヘビー級タイトル戦がリンクしてきますので稿を改めて書きたいと思います。
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