「残り試合時間5分」のアナウンスで勝負を急ぎ始めたか、猪木と坂口の両雄はここから動きが早くなっていきます。
坂口はチョップ、パンチ、猪木はブレーンバスターにいきますが坂口の巨体を抱え切れず体勢が崩れる。それでもフォールにいきますがカウント2でクリア。
猪木は張り手を見舞って「来い、来い!」と挑発。坂口は猪木をコーナーに詰めるもここで残り2分。
手四つからこれを嫌がった猪木はショートレンジからのドロップキック、自爆、もう一度ドロップキック、これも自爆。
坂口はフライングメイヤーで猪木を投げてからコーナーポスト最上段にかけ上がりフライング・ニードロップ、フォールにいきますがカウント2。
残り1分、坂口はまたもフライングメイヤーからスリーパーホールド、そして猪木の身体を引きずって起こすと、猪木のお株を奪う卍固め。
しかし、足を首にフックするのはなく、これでは変型のコブラツイストです。残り30秒、猪木はギブアップせず坂口自らロックを外しました。
ここで30分時間切れを告げるゴングが鳴りました。両者延長戦をアピールした結果、10分間の延長戦に突入。
ここでテレビ朝日の収録用実況が再開されました。
舟橋アナ「予選トーナメント1回戦は30分時間切れとなりました。坂口が卍固めを決めましたが猪木は堪えて時間切れとなりました。立会人のビンス・マクマホン(シニア)が特に延長戦を認めたようですね」
桜井さん「いやぁ〜、これはねぇ、本当に思いがけなかったですね。坂口君が猪木君の得意技である卍固めを研究して仕掛けた、本当にこれは凄いことですよぉ!時間切れにはなりましたけど、私は坂口君の判定勝ちと思いますよ!」
延長戦のゴング、坂口はフルネルソン、グイグイと万力のように絞め上げていきます。猪木はこれを外して鮮やかなカンガルーキック。
猪木は再びリバース・フルネルソンからダブルアーム・スープレックス狙い、坂口は腰を落としてロープへ。猪木、坂口をコーナーに詰めていきますが坂口は切り返して投げを一発。
猪木は下からスライディング・レッグシザース(カニ挟み)で坂口をうつ伏せに倒すと上に乗って上腕をと肘を利してのカール・ゴッチ流の顔面ゴリゴリで坂口の戦意を奪おうとします。
桜井さん「引き分けになりますとね、(予選トーナメントは)普通再試合(他の会場で)になるんですが、ファンの延長コールにさすがのビンス・マクマホンも延長を認めざるを得なかったんじゃないですかね」
坂口は猪木の足を取ってバナナスプレッド。猪木はこれを巧みに切り返してフロント式のインディアン・デスロック。坂口はこれを力で強引に外していき、猪木を場外に投げ捨てました。
猪木は場外でこの試合3度めとなる呼吸を整えてからのコーナーを回ってリングイン。
舟橋アナ「コーナーを回って逃げてから入るのは猪木の上手いところですね。あのまま上がっていたら坂口に捕まるところですね」
どちらも一歩も引こうとしない、まさに技と力の真っ向からのぶつかり合いとなりました。
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