MSG遠征からすぐさま日本に戻った藤波はシリーズに合流、78年3月24日、和歌山県立体育館では山本小鉄と組んでイワン・コロフ、マスクド・カナディアン組を2-1で撃破。
この日のメインイベントは度重なる無法乱入を繰り返す悪のマネージャー、グレート・マレンコと猪木のシングルマッチ。
マレンコはいつもの山高帽に黒のタキシード上下、ステッキというスタイルで登場。「この格好で試合をするのかな?」と思われた矢先に猪木が先制の奇襲攻撃。
コスチュームを破かれたマレンコはタンクトップにスパッツ、足にはリングシューズを履いていました。
猪木はマレンコをコーナーに追い込んでナックルパンチの連打、場外に落として鉄柱攻撃、マレンコは額をザックリ割って流血。
マレンコがリングに上がって来たところを猪木は額にナックルパンチを何発も叩き込みます。老雄マレンコにもはや勝ち目はなく、レフェリーのミスター高橋はゴングを要請し2分25秒、マレンコの戦意喪失として試合放棄で猪木の勝ちとなりました。
3月26日の日曜日には新宿の京王プラザホテル、コンコルドボールルームにおいてテレビ朝日の視聴者プレゼントに応募したファンを集めて、この年からワールド・リーグ戦に代わる春の本場所としてWWWFとの提携強化し行われる「MSGシリーズ」の参加外国人選手発表と予選トーナメントの抽選会が行われました。
この辺りのファン心理をくすぐるようなイベントの開催は新間マネージャーの発案によるもので、私も行って来ました。
海外遠征中の坂口と、坂口と交代でMSGシリーズを欠場しWWWF地区に遠征することが決まっているストロング小林は不参加。猪木、藤波ら日本勢の予選参加選手が出席して行われました。
アンドレ・ザ・ジャイアント(予選はシード、決勝リーグ戦から参加)、バグジー・マグロー、ニコリ・ボルコフ、チーフ・ジェイ・ストロンボー、バロン・シクルナ、トニー・ガレア、マーティン・ジョーンズ、ピート・リーブス、コロセオ・コロセッティ、レイ・スチールらの外国人選手が参加。
これらのメンバーは新間の口から発表されましたが期待された全日本プロレス系の大物外国人はおらず、MSGとは縁がなさそうな因数合わせの外国人選手も多く、落胆の声の方が多かった感じでした。
日本側は猪木、坂口、藤波、長州力、星野勘太郎、山本小鉄、永源遙、木戸修、木村健吾、藤原喜明に外国人側から上田馬之助がエントリー。
アンドレを除く20選手が予選トーナメントに出場、�,�ら�瓦泙任離棔璽襪鯑�本人選手が、外国人選手はマスコミ代表が抽選箱の中から引いてトーナメント1回戦の組み合わせが決まる訳です。
しかし、新間より、WWWFに遠征している坂口からのメッセージが読み上げられました。
「私はこのトーナメント1回戦、どうしても猪木選手と戦いたい」
観覧の客から歓声が上がり、猪木もこれを了承、1回戦でシングルでは3年ぶりとなる猪木vs坂口戦が開幕戦の4月21日、蔵前国技館で行われることになりました。
開幕戦はこの他、初対戦となる藤波vs上田、小鉄vsバグジー・マグローの1回戦が行われることになりました。
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