78年2月8日、新春黄金シリーズ最終戦、日本武道館大会ダブルメインイベント第2試合、猪木vs上田馬之助のネイル・デスマッチ。
舟橋アナ「このような試合は放送する方は反対であったのですが、猪木は敢えてこのルールで上田の挑戦を受けております。この辺りの猪木の心情について三浦アナウンサーが猪木にインタビューしてくれています。」
三浦智和アナ「放送席の舟橋さん、私先程猪木に話を聞いたのですが、これは『行き掛かり上である』と言っていました。モハメド・アリ戦、チャック・ウェップナー戦等、全て相手の条件を飲んで来た。今度も上田の条件を飲んで闘うが、逆に言えばリングの上で完全決着を付けることになるだろう、そう語っていますね」
舟橋アナ「そうですか、リング上で正々堂々闘って決着を付けるということですね」
先ずは上田がセコンドのタイガー・ジェット・シンと共に入場。上田とシンはお揃いの「キャピタル工業」の茶色のトレーニングウェア姿。
テーマ曲はザ・モンスターマン、坂口にも使われたジョニー・ペイトの「黒いシャフト」ので入場、この時代の新日本がよくやっていたいわゆる「使い回し」曲か?
続いて猪木が白地に青の襟の鮮やかな闘魂ガウンで「炎のファイター」のテーマで颯爽と入場しました。
リング下一面には隙間なく打ち付けられた五寸釘ボードが置かれています。
舟橋アナ「4万本の釘が打ち付けられたボードが今、リングサイド一面に敷かれました。桜井さん、上田はオクラホマでビル・ワットにこの試合形式を申し込んだんですよね!」
桜井さん「そうですねぇ、この時もワットが行き掛かり上受けたんですが、試合前に釘板を見て逃げ出したというエピソードがありますね」
本当か!?
何年の話かはわかりませんが、本当だったらこんな大事件を東スポ初め海外に強いと言われているゴングが過去に全く取り上げていないのが不思議なところです。
オクラホマ=ワットといったところですか…。
舟橋アナ「五寸釘が4万本!リング下に敷かれました。幅2メートル20cm、逃げ道は一つもありません!」
桜井さん「逆に考えればリング上で決着をつける一つの方法ではありますねぇ!」
それは何回も舟橋アナや猪木が談話で言っているような気が…。
両者コールされ、猪木は青いタオルをポンと投げました。
舟橋アナ「無制限1本勝負、アントニオ猪木vs上田馬之助、因縁の、宿命のデスマッチであります。」
桜井さん「お互いリング上での技と技の攻防になるんじゃないですか?上田君は日本プロレス時代、ほとんど同期入門で道場でスパーリングをやっていましたのでね、技と技の応酬に期待したいですね。」
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