猪木のフロント式インディアン・デスロックを外したタイガー・ジェット・シンは猪木を場外へ叩き落としました。
舟橋アナ「やはりシンの足は強いですね!」
桜井さん「そうですねぇ、強いですよ!」
しかし、猪木は素早くリングにカムバック。シンが場外フェンスを使って攻撃してくることを察知しての動きでした。
桜井さん「今の猪木君の動きはいいですねぇ!最後はお互い技の掛け合いになるかと思うんですがその前の段階でリングに戻ったのは良かったですねぇ」
舟橋アナ「猪木の攻撃ですっ、顔面を押さえますタイガー・ジェット・シンであります」
シンはヘッドシザース、猪木は頭を抜くカール・ゴッチ式の外し方でこれを脱出しましたがシンはすかさずアームロック。
スタンドの攻防で猪木は右肘をシンに当てて外そうとしましたがシンは右腕で猪木の首を押さえ付けて外させず。左腕を決めながら右腕でチョーク攻撃。
見た感じはチキンウィング・フェイスロック方式のチョーク攻撃となっています。
これを逃れた猪木はシンにストンピングを見舞ってから場外へ。しかし場外で猪木はシンにフェンスに打ち付けられ、放送席のマイクのコードで首を絞められました。先にリングに上がるシン。
桜井さん「猪木君は(リングへの)入り方が問題ですよ」
舟橋アナ「シンはブレーンバスターを狙ってくるんじゃないですか?」
桜井さん「そうですねぇ、ブレーンバスターありますからねぇ」
猪木はリング下からシンの足を掬って倒すとリング内へ。ロープに振ってスライディング・レッグシザースからうつ伏せのシンに対し今度は「正調」のリバース・インディアン・デスロック!
ステップオーバーする猪木、悶絶するシン。猪木は逆エビ狙いもこれはシンがロープエスケープ、シンは足を庇っています。
猪木は座ったままアルゼンチン・バックブリーカーでシンを担ごうとしましたがこれは失敗、ならばとフェイスロックからスリーパーに移行も高橋レフェリーにチョークを取られてブレーク。
シンは下から猪木の下腹部に膝を使っての急所蹴り、コーナーマットを外して猪木の顔面を金具に叩きつけましたが猪木は体勢を入れ替えて反撃すると場外に落として鉄柱へ額を一撃。
これでシンは流血、先にリングに上がったシンに対しストンピングのラッシュ、猪木エキサイト。
桜井さん「これねぇ、猪木君気を付けて欲しいのは反則や両者リングアウトですねぇ、この2人これで決まることが多いですから気を付けてもらいたいですねぇ!」
猪木は鉄柱へもう一撃、上がって来たところをロープに飛ばしてのドロップキックからカバー、カウント2。さらに猪木はブレーンバスターからカバー、これもカウント2。
舟橋アナ「跳ね返しましたっ!カウント2」
桜井さん「(シンは)タフですねぇ!」
猪木はシンの割れた額にナックルパンチの連発、シンもパンチを出して反撃しようとしますが血が目に入って視界が遮られたか空振り。
試合は猪木のワンサイドになりました。
シンは完全に戦意喪失して場外に逃走、ここで高橋レフェリーはゴングを要請。
舟橋アナ「リングアウトっ!リングアウトかっ!?桜井さん、もうこれは完全にノックアウトですね」
桜井さん「そうですねぇ、猪木君の側からすればまだまだという気もしますけどねぇ、完全にノックアウトですねぇ!」
ここで本部席の倍賞鉄夫リングアナから決まり手のコールが。22分56秒、レフェリーストップで猪木が7度目の防衛を果たしました。
怒りが収まらない猪木は試合終了しているにも関わらずシンに対しバックドロップ、ブレーンバスターと大技を連発。山本小鉄が割って入り猪木を制止。
猪木の完勝に終わったシン戦でしたが、前76年10月7日、蔵前国技館のアンドレ・ザ・ジャイアント戦、12月9日、同所でのウィリエム・ルスカ戦、とこの日と東京の大会場での猪木のビッグマッチのフィニッシュが3回連続で相手の額からの流血、レフェリーストップ勝ちという終わり方だった為、物足りなさを感じたのも事実と言えます。
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