mixiユーザー(id:21258650)

2017年06月06日07:49

758 view

ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(52)

76年12月9日、蔵前国技館で行われた猪木vsウィリエム・ルスカの格闘技世界一決定戦。ルスカは入場の際、上半身だけ柔道着を着用、下はオランダの赤鬼をイメージした赤のレスリングタイツにリングシューズで登場。

舟橋慶一アナ「桜井さん、今日はルスカは下はタイツを着けていますが柔道だけではなく、レスリングでも勝負しようというのでしょうか?」

桜井さん「ルスカのスタイルがですねぇ、今日は柔道着を上だけ着ているということはですねぇ、柔道技、サンボ技、プロレス技と使って来るんではないですかねぇ」

舟橋アナ「ウィリエム・ルスカの師匠はカール・ゴッチであります。試合前にルスカは『今日は猪木に勝つ為には反則でも何でも汚い手を使ってでも勝つ』と言っていましたが、ゴッチは『それは間違ってる』とルスカをたしなめています」

リングに上がったゴッチは前年の暮れの猪木vsビル・ロビンソン戦の時と同様に、自ら保持していた実力世界一の世界ヘビー級チャンピオンベルトを持ち込み、勝者に贈呈するとマイクでコメントしました。

私は「おいおい、それはないだろう、ロビンソンならともかく、この試合の勝者にゴッチが後生大事にしていたベルトを簡単にあげてしまうなんて。猪木が貰えるに決まってる」と客席から見ていてそう思いました。

ゴング前に両者リング中央でレフェリーのミスター高橋のチェックと試合前の注意を受けています。

ここでルスカが握手を求めて右手を差し出しました。応じる猪木、するとルスカは猪木の腕を離さず、投げを打ってから左腕を腕ひしぎ逆十字に捕らえました。

舟橋アナ「ルスカ、早くも投げました。腕固め、腕固め!逆十字ですっ!アントニオ猪木はルスカの逆十字に捕らえられましたっ!」

通常のタイガー・ジェット・シン等との試合であればゴング前の奇襲攻撃でなし崩し的に試合開始のゴングを鳴らしてしまうこともしばしばありましたがやはりここはゴングは鳴らさず、高橋はルスカに腕を離すように支持。

腕ひしぎ逆十字から放された猪木はダメージ回復の為、1回控室へ戻り異例の「休憩」。

リングに残されたルスカにルスカのセコンドについていたゴッチがリングに上がり「汚い手を使うな!」とばかり殴りかかって乱闘、若手がゴッチを懸命に静止しました。

これでゴッチとルスカの師弟関係は僅か3週間で破綻。ゴッチは何と猪木のセコンドに廻ってしまいました。

この状況を通路で見ていたパット・パターソン(この日は足の負傷を理由に試合を欠場)がリングサイドまでやって来てルスカのセコンドにつきました。

ここで猪木が戻って来てようやく試合開始のゴングが鳴らされました。
7 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年06月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930