翌日。この日は何もせず東京に帰る日だった。EcritureとSTAR-MINEは別々の車に乗り、高速を走って東京へ戻る。響介と鳴鈴は人数的に少なくて車の座席に余裕のあるEcritureのほうの車に乗っている。車はもちろん月乃宮の車である。
輝莉「旅行、楽しかったね〜!!」
乃愛「旅行ではなく合宿ですが」
星名「旅行でいいじゃん。昨日は自由時間だったし!!」
まぁ咎めた乃愛も温泉街で遊んでいたのでなんとも言えない。車中で鳴鈴に合宿の成果を聞かれると準備は終わったしいい合宿だったとコメントした。ただ、フルマラソンはスパルタだったと言わざるを得ない。
鳴鈴「あと、衣装作りが残ってるのよね?」
星名「はい。でもがんばりまっ」
衣装が出来上がれば準備は整う。あとは今月行われる東京予選に向けて心の準備をするくらいか。練習もするのだけれども。
鳴鈴は「お疲れ様」というと、ふと一言も何も発しない隣の響介を見る。彼はデジカメで撮った画像をみてニヤついていた。キモチワルイが、一体何をみているのかと横から覗き込んでみると・・・・
ののかの写真だった。浴衣を着た姿や私服姿のののかの写真をみているらしかった。だが、中には・・・・ののかと混浴温泉にいったらしい写真まであり、温泉に浸かっているののかの写真が--------
響介「いてぇ!!何すんの!?」
気が付いたら響介を殴っていた。盗撮写真ではなく合意の元・・・・おそらく昨日の夜2人で抜けだしていったであろう温泉シーン。恋人同士だし彼女でもない鳴鈴は口ははさめない代わりに手がでていた・・・・。
鳴鈴「あ、ごめん。つい」
響介「つい、で殴るなし!?」
鳴鈴「ともあれ、衣装作り以外は終わったのよね」
輝莉と星名は「ぶいっ」とVサイン。乃愛は微笑んでいる。曲の出来栄えはよさそうである。
東京にもどっていから最後の調整と衣装作り。星名は家庭科部で鍛えた裁縫技術で作るとか言っているが、1人では大変だろう。ミシンを使って3人で縫い始めるが・・・・
まっすぐ縫えなかったり糸が絡まったりで全く出来ていなかった・・・・。星名は苦笑しながら自分がやると言うので・・・・手伝いたいのはやまやまだが足手まとい以外になりそうになかったので一任するしかなかった・・・・。
衣装は2週間後、完成した。途中で「衣装を造るなら採寸しようか!!」と響介がメジャーをもってきたが、鳴鈴に飛び蹴りを食らうなどの事もあったが問題なく完成した。
完成したのは・・・・東京予選日時と会場決定の通知が運営から届いた数日後のことだった。
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