舟橋アナ「昭和47年3月、アントニオ猪木は自らの理想を試さんと、新日本プロレスを旗揚げ。旗揚げ戦の相手は師匠であるカール・ゴッチだった。ゴッチは必殺のジャーマン・スープレックスホールドで完膚なきにまで猪木を叩き潰した。それは獅子が我が子を千尋の谷に突き落とすような、大いなる師弟愛であった。」
いよいよ新日本プロレス旗揚げに関するエピソードです。もちろん、猪木が社内クーデターを起こし、日本プロレスを除名・追放処分になったことなどは全く触れられてもいません。
72年3月6日、大田区体育館における新日本プロレスの旗揚げ戦はフィルム(おそらく16ミリ)に収められており、後にビデオ、DVD発売されていますが、記録用に関係者が撮影していたものと思われます。
しかし、このアルバムが出た時には旗揚げ戦の映像は世に出てはおらず、実況音源もなし。
ゴッチはこの試合でジャーマンは出してはいますがフィニッシュではなく、猪木のスープレックス狙いをリバース・スープレックスで返したゴッチが15分10秒、体固めで猪木を破っています。
「旗揚げ戦で団体のエースが負ける」というのは当時は衝撃的な結末でした。ブックとかケーフェイと言った言葉の類いはまだ出てきていませんが、「花を持たせる」というのは風習として大相撲の世界にも存在していました。
ゴッチは猪木に花を持たせることをせず、妥協なき攻めで勝利。猪木は師匠ゴッチの厚い壁を乗り越える、というテーマを背負うことになります。
旗揚げから7か月、10月4日、新日本プロレス初のビッグマッチとなった蔵前国技館で猪木はゴッチの世界ヘビー級王座に挑戦。
次のパートは「激闘!名勝負物語」猪木の激闘の数々を実況音源で振り返っています。
これは以下の通り、既に本連載で取り上げているものもあるのでラインナップだけ記載しておきます。
�ー体論こΠ譟▲乾奪狙�(72年10月4日、蔵前国技館)この試合のみ貴重な東京12チャンネル音源。
�∪こ�最強タッグ戦、猪木、坂口征二組vsルー・テーズ、ゴッチ組(73年10月14日、蔵前国技館)
��NWF世界ヘビー級王座獲得、ジョニー・パワーズ戦(73年12月10日、東京体育館)
�て�本人同士の対決、ストロング小林戦(74年3月19日、蔵前国技館)
�テ洩臑亰茵∈筝�征二戦(74年4月26日、広島県立体育館、第1回ワールド・リーグ公式戦)
��戦慄!右腕骨折事件、タイガー・ジェット・シン戦(74年6月26日、大阪府立体育会館)
�Ф寡櫃慮暁�頭突き、大木金太郎戦(74年10月10日、蔵前国技館)
�┌裡廝得こΣ�座奪回、タイガー・ジェット・シン戦(75年6月26日、蔵前国技館)
��夢の対決、ビル・ロビンソン戦(75年12月11日、蔵前国技館)
続きは次回にお届けします。
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