時は戻って草薙家。
博人「・・・・神宝・・・・オロチか・・・・。ま、退屈しなさそうだな来世も」
博人は自室のベッドでポツリと呟いた。両親は新年会に行っているし、恋美は転校転校と言わずに蛍と仲直りに行っている。喧嘩していたかどうかはさておき。
十種神宝。今のうちに調べ上げておこうかともおもったが・・・・やめておいた。来世の仕事でいいだろう。いまは愛瑠と愛を深めるとしよう。
小学生と高校生。歳の差恋愛だが、今世でも愛瑠と結ばれようそう思うが・・・・
博人「お兄ちゃん・・・・か」
その呼び方で思いだす。もう1人、兄と呼び慕う女の子の事を。3人は仲良く生を全うして転生をしたが、転生をしたのは博人と希望だけで、その女の子は転生対象ではなかった。
火神陽子。結婚前は観月陽子といった。
陽子はどうなったのだろうか。生まれ変わって幸せな人生を送ったのだろうか。あの気弱な性格のままだろうか。
博人「幸せな人生を送ったんならそれでいい・・・・けどな」
アリアの義理の母を務めた彼女。希望と自分と陽子の子達、宏樹と祈莉の母親も務め、そして一生を終えた。
良い母親だった。ぶっちゃけて希望よりも。そして父親の自分よりもいい親だった。
死んだら閻魔様にでも聞いてみようか。陽子がどうなったのか。
いや・・・・聞いても仕方ないか。今となっては。
それはそれとして、だ。
博人「・・・・遅い・・・・」
両親は新年会で遅くなるとは言っていた。が、恋美は・・・・
博人は携帯の時計をみた。20時過ぎている。小学生が出歩いていい時間帯ではない。
と思っているとちょうど恋美から電話が。「今日はこのままお泊りするという」。もちろん即反対である。
男の家に泊まる。その事の意味がわからないお年でもあるまいに。いや、分からないか。ここは兄として注意して帰ってくるように言わなくては。場合によっては迎えに行ってもいい。
博人「いいか恋美。男の家に泊まる。その意味がわからないでもないだろう?おりこうさんのお前なら分かるはずだ」
『うん。半分それでもいいかなって思ってる』
博人「のぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
『大丈夫よ。蛍はいわゆる草食系だし。ま、魔がさす事もあるかもしれないし。まぁ恋美は蛍なら歓迎しちゃうけど』
博人「のぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
『あ、え?聞こえちゃった?あ、にいにい。いまの会話蛍に聞こえてたみたい。まぁその時はその時で?』
博人「お、おい、このみ-------------」
電話がきられた。心配だとても心配だ。愛し合う2人がひと晩。まぁ兄離れする機会かもしれないが・・・・小学生で’致す’のは早くはないか?
それを言ったら愛瑠だってそうなるか。ならしかたない。
博人「ま、まぁ蛍は小4だし・・・・そんな事にはならないか・・・・?いくら付き合ってるっていってもな。・・・・ははは・・・・はははははは・・・・」
博人の部屋に乾いた苦笑が響いたとさ。
-------------------------------------FINALへ-----------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する