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2017年02月15日21:06

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ジャンボ鶴田怪物伝説(330)

83年7月8日、熊谷市民体育館(観衆3700人発表、テレビ収録)のメインイベントは鶴田がテリー・ファンクとタッグを組み、ニック・ボックウィンクル、ジェリー・オーツ組と対戦。

鶴田は7月13日、千歳市スポーツセンターでニックの持つAWA世界ヘビー級王座に挑戦、テリーは前日の12日、札幌中島体育センターでニックとノンタイトルのスペシャルマッチで対戦が決定しており、ダブル前哨戦となりました。

試合はベテラン、オーツの奮闘もあり、22分13秒のロングマッチとなり、最後はテリーがオーツをテキサス・クローバーホールドでギブアップ勝ちを収めました。

セミファイナルは馬場、阿修羅・原組vsタイガー・ジェット・シン、上田馬之助組。シンがコブラクローで原を体固めに決めシン、上田組の勝利。

このシリーズ7月26日、福岡スポーツセンターで馬場、鶴田組のインターナショナル・タッグ王座に3度目の挑戦をする凶悪コンビが初戦を手堅く勝ち取りました。

セミ前に組まれたのが天龍とジプシー・ジョーのシングルマッチ。試合は天龍が延髄斬りからの体固めで勝っていますが、この日天龍に嬉しいニュースがありました。

前82年9月に結婚したまき代夫人との間に長女・紋奈(あやな)ちゃんが誕生しています。

現在は天龍プロジェクトの代表として活躍している嶋田紋奈代表はこの日に生を受けました。

それから28年後の11年7月8日、新宿にあるアントニオ猪木酒場で天龍のトークショーがあり、私は見に行きましたが、その中でこの天龍vsジョーの試合映像が流され、実況の倉持隆夫アナウンサーから「天龍に第一子誕生、女の子で名前は紋奈ちゃん」と全国の視聴者に紹介されていたのを確認出来ました。

7月10日は日曜日の後楽園ホール大会(ノーテレビ)、テリーの勇姿を聖地後楽園で見ることが出来るのも、この日を含めてラスト4回(7月10日、8月1日、8月4日、8月26日)とあって、超満員3500人発表の観客を動員。

全日本プロレスの後楽園ホール最多観客動員を更新致しました。(これまでは81年1月18日の馬場vsバーン・ガニア他3400人発表が最多、3600人という発表はなかった)

メインは馬場、テリー、鶴田の豪華トリオがシン、上田、アレックス・スミルノフ組と激突。鶴田がスミルノフを体固め。

セミでは何気ない好カード、天龍とニックのシングルマッチが唐突に組まれました。

天龍引退試合が行われた15年11月15日、両国国技館大会の帰り道にニックの訃報(34年12月6日生まれの享年80歳)に接し、ガックリと肩を落としましたが、両雄は一度だけこの日にシングルで対戦していたのでした。

試合は15分44秒、ニックがバックドロップからの体固めで勝っています。結局、天龍はAWAとは縁が薄く、一度もベルトに挑戦することはなかったです。

開幕戦の熊谷大会に飛行機トラブルの為に来日が間に合わず、この日から参戦となったジェリー・モローがジョーとのタッグでアジア・タッグ王者チームの原、マイティ井上組と対戦。

ジョー、モロー組は7月19日、大阪府立体育会館でアジア・タッグ王座に挑戦が決定しておりその前哨戦となりました。

4人共に国際プロレス出身であり、国際ファンには涙モノの組み合わせがノンタイトルとはいえ、聖地後楽園で実現したのは馬場の粋なはからいかと思います。

同じような元国際プロレス出身者によるタッグ対戦は81年11月に新日本プロレスの第2回MSGタッグ・リーグ戦におけるラッシャー木村、アニマル浜口組vsザ・サモアンズ1&2号がありましたが、R木村と浜口はヒールとして参戦していた為そのような感傷的な扱いにはならずでした。(他に原、M井上組vsジョー、鶴見五郎組も有)

試合は両チームリングアウトに終わりましたが超満員の観客は満足したことかと思います。
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