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2017年02月01日11:23

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ジャンボ鶴田怪物伝説(320)

83年5月12日、後楽園ホールでのグランド・チャンピオン・カーニバルPART�恭�幕戦(テレビ収録)は観衆2400人発表。

このあたりが「ブルーザー・ブロディ単独エースシリーズ」の厳しいところです。

スタン・ハンセンとの超獣コンビは乱発することなく、売り方を慎重にしていたのは賢明でしたが、ハンセンの「陽」に比べてブロディは「陰」。ハンセンが太陽ならブロディは月のイメージかと思います。

もちろん、チェーンを持って観客席に雪崩れ込んでの「ウォッ!ウォッ!」というブロディシャウトは大きな売りではありましたが、試合は理詰めで受けも上手くなく、感情も出にくいブロディは地方ではハンセンや日本で名を成したアブドーラ・ザ・ブッチャーやタイガー・ジェット・シンに比べると知名度と集客力は落ちました。

馬場はこの辺りはわかってはいましたがプライドの高いブロディの尊厳を傷つけることなく、かつての自分の代名詞だったインターナショナル・ヘビー級のベルトを巻かせ、長期政権を認めています。

後から入って来たハンセンも3つ年上のブロディには気を使っていましたし全日本プロレスと日本テレビではハンセン、ブロディ組の為にハンセンの「サンライズ」とブロディの「移民の歌」の合体テーマ曲を用意し、コールの順番も交互にするなど、同格にこだわりました。

しかし、後楽園ホールの発表観客の▲1000人差、というのは紛れもない事実でした。(あくまで、そう言う発表であるということ。実数で▲1000人少ないことではない)

開幕戦のメインイベントはブロディ、ニコリ・ボルコフ組が鶴田、阿修羅・原組と対戦。

鶴田にとってはブロディとは5月26日、天竜市立総合体育館でインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦、ボルコフとはその前の週、5月19日、赤穂市総合体育館でUNヘビー級王座の防衛戦を行うだけに1人ダブル前哨戦となりました。

試合はボルコフがパワーに任せて原にワンハンド式ネックハンギングやリフトアップスラム、鶴田にハイアングルのシュミット式バックブリーカーを見せつけ観客を驚かせました。

鶴田もジャンピング・ニーパットで反撃を試みましたが原がブロディのキングコング・ニードロップの前にフォール負け。

セミファイナルの馬場、天龍組vsザ・デストロイヤー、ビル・アーウィン組は天龍がアーウィンを背面式ダイビング・エルボードロップから延髄斬りを決めてフォール勝ち。

ディック・スレーターは石川敬士を得意のトップロープからのダイビング・エルボーバットから体固め。

NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦がこの日から行われ、大本命のチャボ・ゲレロが越中詩郎をジャーマンで破り2点を獲得。

唯一対抗と言えそうなのがウルトラセブンでこの日はマイク・デービスに場外へのプランチャを決めてリングアウト勝ちしこちらも2点発進しています。

キラー・キムは国際プロレス時代からの旧知の仲であるマイティ井上とタッグを組み、グレート小鹿、大熊元司組の極道コンビと20分時間切れ引き分け。

留学生時代と比べればポジションは少しだけ上がりましたが、ベテラン勢の層が厚い全日本のリングでは中堅以上の活躍は難しく、かつてのキム・ドク(タイガー戸口)には遠く及ばなかったと思います。
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