83年2月23日、大阪・臨海スポーツセンター大会(観衆4500人発表、超満員テレビ収録)のメインイベントでは天龍がタイガー・ジェット・シンとの一騎討ち。
天龍のセコンドには2日後の2月25日、愛知県体育館でシンとシングルマッチを行うザ・グレート・カブキが、シンのセコンドには上田が付き試合は最初から不穏なムードに。
メインでのシンとのシングル対決で張り切る天龍は足4の字固め、弓矢固め、エプロンのシンに延髄斬りと「猪木流」の攻めでシンを圧倒。
しかし、シンも隠し持った凶器で天龍を攻撃すると執拗なチョーク攻めでじわじわと盛り返していきました。
シンの凶器攻撃にカブキが「反則だっ!」とアピール、うるさいとばかりカブキに襲いかかるシン、カブキ、上田もリングに上がって乱闘となり17分8秒、ノーコンテストとなっています。
鶴田はセミファイナルでジム・デュランと対戦、バックドロップからの体固めで快勝。
佐藤昭雄がシリーズ開幕前に首を負傷、石川敬士とのコンビで保持していたアジア・タッグ王座が返上されていました。
この日王座決定戦に名乗りを上げたのは元王者チームであるグレート小鹿、大熊元司組の極道コンビと元国際プロレスで最後のIWA世界タッグ王座保持者チームだった阿修羅・原、マイティ井上組。
大熊とM井上の攻防で自軍コーナー近くでサッと大熊が身をすくめるとコーナーにいた小鹿がレフェリーの死角をついて塩をM井上の顔面に。
ダウンしたM井上をフォールする大熊。レフェリーの和田京平はカウント3を入れてしまいました。素早く本部席からベルトを強奪した極道コンビでしたがセコンドから小鹿の塩攻撃が反則にあたるとアピールがありました。
17分2秒、判定は覆り反則勝ちで原、M井上組が新王者になっています。
収まりがつかない極道コンビは和田レフェリーに暴行を働き退場、原、M井上組は81年10月に別ルートながら同時期に国際から全日本に移籍してきて初のベルト戴冠となりました。
カブキは大仁田と組んで上田、鶴見五郎組と対戦しカブキが鶴見を片エビ固め。
2月25日、愛知県体育館(観衆6500人発表、テレビ収録)は3大シングルマッチ。
メインは鶴田のUNヘビー級王座にトミー・リッチが挑戦。鶴田がコブラツイストを見せ、グラウンドに引き込みましたがこれはリッチがロープへ。
リッチはエルボーバットから得意のフライング・ボディシザースドロップにいきましたがこれはカウント2で鶴田がクリア、最後は15分41秒、バックドロップからの体固めで完勝、王座初防衛に成功しています。
セミファイナルはカブキとシンの注目の一戦。狂虎シンに対し「シンは得意なタイプ」と豪語していたカブキは鎧兜のコスチュームで入場して観客席からは大きなどよめきが沸き上がっています。
試合はシンがカブキの頸動脈にクロー攻撃、カブキも得意のアッパーカット、トラースキックで反撃に転じました。
形勢不利とみたシンはカブキをコーナーに逆さ吊りにしますがカブキも生還し反撃。上田も入って来て8分31秒、両者反則となっています。
大仁田はチャボ・ゲレロと並ぶジュニアの強豪ドスカラスの挑戦を受けてNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座2週連続の防衛戦。
ドスカラスはロメロ・スペシャル(吊り天井)で大仁田の動きを封じ優勢に試合を進めましたが最後はプランチャを場外の大仁田に放ちそのまま10分15秒に両者リングアウトの引き分け。
大仁田が辛くも3度目の防衛を果たしました。
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