ここ数日は恋美と蛍が一緒に登下校する日々が続く。傍目には女の子2人での下校だが、実際は男女である。
木曜日の下校時。一緒に登下校しだしてからこのあたりになると慣れにもなったのか、会話を弾むようになる。
一緒に登下校して会話もできる。蛍はそれだけでも十分幸せな事だが・・・・
姉に安心して旅立ってほしいと思うなら--------
(手・・・・だけでもつなげたらいいんだけどな・・・・)
などと思う。そこまで恋美と仲良くなれれば姉も安心してアマテラスの務めを果たしに行けるのだろうが・・・・
蛍はチラリと隣をみる。恋美は昨日の晩御飯の話をしているが、蛍は聞いちゃいなかった。手をつなぐかつなぐまいか。
それに対してのリアクションはどうか。手を振り払われるか・・・・もしかしたら殴られるかもしれないが・・・・
果たしてどっちか-----------
・・・・は試すのが怖い。ケイオス達が出したレメゲトンの悪魔よりなぜか怖い。あきらかにそっちのほうが怖いだろうに。
(草薙さんみたいにできたらなぁ・・・・)
などと思う。博人と愛瑠のように自然にできたらよかったものだが、別にまだ恋美とは恋人ではない。
(とりあえず、なるようになれ・・・・!!)
蛍は恋美の手をにぎった。恋美はピクっと身体をふるわせたものの・・・・手を振りはらう様子はない。顔は赤いが。
(・・・・あれ?怒らない・・・・??)
なんか恥ずかしそうに顔を俯かせたが、怒っている様子はない。だがいいとも悪いとも言ってこない。どっちなのか。
ひとまず拒否の主張はないのでそのまま学校まで歩いた。結局いいとも悪いとも判別つかなかったが、振りはらわれたり殴られたりはしなかったので仲の進展の希望がみえてきた。
これから・・・・いづれは恋人になれるだろうか。すくなくとも姉が旅立つまでは無理だろうが、クリスマスというイベントまでになんとかしたいところ。
・・・・何かもうひと押し欲しい。
しかしクリスマスまで何の学校行事もない。学校イベントに頼る事は出来ない。
ならどうするべきか。やはりデートだろうか。
しかし、つきあってもいないのにデートできるものだろうか。
残念ながら、この期に及んで誘う勇気などない。
どうしよう・・・・どうしよう・・・・
何の好感度アップ方法も(あくまでも蛍が実行できそうなもの)みつからないまま、姉の出発の日を迎えた---------------
---------------------------------FINAL2へ---------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する