3日程経った金曜日。この日は最後の水泳の授業が行われていた。しかし蛍のクラスではなく、恋美や愛瑠、セリカのクラスが。
蛍は同じく体育でグラウンドでバドミントン中だった。今は交替して休んでいる。バドミントンとはいえ、あまり体力があるとはいえない蛍はかなり疲弊していた。色んな意味で。
・・・・ふとプールのほうをみる。偶然かどうかわからないが、プールサイドにいた恋美と目が合った。
恋美「な、なに見てるのよ。エッチ」
蛍え、エッチってボクはたまたま・・・・。・・・・はぁ」
恋美「どうしたのよ溜息なんかついて。・・・・ん?ああ、蛍のクラスはバドミントンか。男子はサッカーのようね。まったく。バドミントンくらいでヘバったの?」
蛍「・・・・それだけじゃないけど・・・・」
恋美「ん?何よ。なにか悩み事?お姉さんが聞いてあげるから言ってみなさいよ」
言っていいのか分からないが・・・・とりあえず相談をしてみることにする。前回、月乃宮邸に行ったときもそうだが、ここ数日、妙にラブレターが多い気がする。あれから3通のラブレターがあり、屋上やら校舎裏に呼び出されて告白されたものだ。
流石に男だとは言えないのでただごめんなさいしただけだが・・・・こう多いと困ったものである。
その相談の答えは・・・・爆笑だった。
恋美「いいわね!!男が男に告白!!面白いわ。って、あんたが男だって知ってるのは恋美と愛瑠とセリカと校長先生だけだったわね」
蛍「笑いごとじゃないよもう・・・・どうしたらいいのか」
恋美のそれについてのアドバイスはこうだ。ただ「ごめんなさい」をするから悪いのだと。「相手がもういる」「好きな人がいる」と言えば、告白してこなくなるだろうと。
確かにそれは有効かもしれない。次から返事はそうしてみよう。
とおもった時、プールのフェンス越しに後頭部をつつかれた。
蛍「な、なにを-------」
振り向くと恋美が・・・・頬を膨らませて・・・・不機嫌顔。
恋美「男のクセに・・・・何度告白されてんのよ・・・男も見る目ないわね。ここにこんな美少女がいるのに!!」
自分で美少女と言ってしまうのもどうかと思ったが機嫌悪そうなので突っ込まない。
と、振り向いて・・・・気づいた。
フェンス越しに・・・・真近くで恋美のスクール水着姿をみてしまった。姉の愛瑠のように凹凸のある身体ではないが、十分に魅力的で容姿も可愛いと思うのだが。本当、男子はどうして恋美に告白しないのだろうか。
蛍「そ、そうだね。恋美さんは十分に可愛いと思うけど。ボクだったら告白しちゃうなぁ」
と言ってみると、顔を赤くして「な、何言ってんのよバカぁ!!」といいつつプールのほうへ言ってしまった。遠くで愛瑠が恋美をゆびさして「どうしたの?」と言いたげ。隣にいるセリカも首をかしげる。蛍も首をかしげる。
蛍「・・・・??ボク、何か怒らせる事・・・・言った・・・・かなぁ・・・・??」
といいつつバドミントンへ戻っていく。
結局、なんで最後に恋美が怒ってたのかがわからなかった。
彼がこの時の恋美が怒ってたのではなく照れ隠しだったのと気づくのは・・・・いつだろうか---------------
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