84年5月11日、福岡スポーツセンターで行われた84IWGP開幕戦(テレビ生中継)は8300人(超満員)発表の大観衆を動員しました。
日本勢、外国人勢とも前年を上回るメンバーが集結しましたが、今大会のテーマはただ1つ、猪木の1年越しのハルク・ホーガンへのリベンジでした。
猪木が前年の舌出し失神事件の汚名返上としてホーガンをねじ伏せてベルトを巻く。これがファン共通の願いだった訳です。
前年は全28戦、1日の休みもないハードスケジュールでしたが、この時は5月22日、5月26日、6月3日の3日間だけオフの全32戦という強行軍でした。
開幕戦のメインでいきなり猪木とホーガンが特別試合(60分1本勝負)で対戦、猪木は闘魂が空回りし9分43秒、フェンスアウトにより反則負けとなりました。
公式戦は全て60分1本勝負。フォール、ギブアップ勝ち5点、反則、リングアウト、不戦勝による勝ち4点、あらゆる引き分け2点、負け0点で1位通過者1人だけが挑戦者として最終戦の6月14日、蔵前国技館でホーガンと優勝決定戦を行います。
開幕戦の公式戦はアンドレ・ザ・ジャイアントがケン・パテラを2分17秒、ヒッププッシュからの体固めで圧殺し5点発進。
マスクド・スーパースターとビッグ・ジョン・スタッドは両者フェンスアウトの引き分けで共に2点。
セミ前のテレビ放送された試合では藤波、木村健吾組とマサ斎藤、長州組が対戦し、斎藤がバックドロップからの体固めで木村健を破っています。
シリーズ序盤戦は九州地区をサーキット。第2戦は5月12日、大分県立荷揚町体育館。(観衆3600人満員)公式戦は地元の藤波が初戦を行い、ビッグ・ジョン・クインに逆さ押さえ込みで勝利し5点を獲得。
アドリアン・アドニスはオットー・ワンツを片エビ固めで5点。
第3戦、5月13日、北九州市総合体育館(観衆7000人)では猪木が公式戦初登場しディック・マードックと対戦、23分20秒のロングマッチとなりましたが延髄斬りからの体固めで勝利を収め5点発進。
長州も公式戦初登場でスタッドと対戦、2メートルの巨体を強引な前方回転エビ固めに丸め込んで5点スタート。
この日、日本でのシングルマッチ組むことををビンス・マクマホンから拒絶されたホーガンとアンドレがタッグ対決。
ホーガン、スーパースター組vsアンドレ、アドニス組が組まれホーガンとアンドレが両者リングアウトでした。
第4戦は5月14日、宮崎県営体育館(観衆3400人)。公式戦は藤波がスーパースターを前方回転エビ固めに決め、丸め込みクイックで2連勝の10点。
アンドレはクインを1分48秒にヒッププッシュから体固めで同じく10点。
第5戦は5月15日、熊本市体育館(観衆4800人満員)。公式戦は猪木がスタッドを卍固めで降し10点。初戦のM齋藤はワンツを体固めで5点。
この日セミファイナルの特別試合でホーガンvs長州のシングルマッチが実現、革命戦士になって以降は初のシングル戦となりましたが、5分37秒、場外でのアックスボンバーでホーガンのリングアウト勝ち。
第6戦は5月16日、佐賀スポーツセンター(観衆3800人超満員)。公式戦は長州がアドニスにフェンスアウトの反則負けを取られ痛い失点。アドニスは9点、長州は5点。
後にタッグを組むことになるマードックとスーパースターはお約束の両者リングアウト。マードックは2点、スーパースターは4点。
第7戦は5月17日、長崎国際体育館(観衆4700人超満員)。公式戦は国内シングル初対戦となるアンドレがM齋藤に反則勝ちで9点、齋藤は5点。
マードックはパテラをエビ固めに丸め込んで7点を獲得しています。
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