千百合の葬儀から数日。月乃宮邸にて話し合いの場が設けられた。とはいえこの話し合いに参加しているのはアンジュと博人と愛瑠とミランダの4人だけ。
話し合いの内容は御三家の今後について。御三家は同時多発召喚の時、さらに翔華システムをつかったのでさらなる身体障害がでていた。今までは手足ばかりだったのだが、今回は片目が見えなかったり耳が聞こえなかったり物に触れた間食がないなどの症状だった。
これ以上は戦わせられない。それがアンジュとミランダの意見。というと博人と愛瑠は戦わせるのかというとそういう訳ではない。最後は御三家が狙われた。更なる襲撃に備えてもらい。通常は出撃しない・・・・まぁ狙われた時には変身してもらう他ないであろう。
とはいえ、これ以上の翔華は危険だ。いつかは死んでしまうかもしれないし。ケイオス達に狙われるかもしれないが-------------
博人「・・・・創生器を還してもらう?」
ミランダ「ええ。これ以上はもう彼女達が苦しんでいくのはみていられません・・・・」
アンジュ「それについては同感なのですが、先ほどの話にあったように、ケイオス達の襲撃に対しての護身用として持たせてよいのでは?」
ソコなのだ。もう変身できないように返してもらうのがいいのだが・・・・ケイオス達次第なのである。もう戦闘で戦えない状態になったらもう相手にされないかもしれないし、チャンスとばかりに殺しに来るかもしれない。
いくら話し合っても結局はケイオス達次第という結論でしかなかったので、話し合いを終えた。月乃宮邸を出た時、傍らにいる愛瑠が泣きそうな顔になっているのに気づいて声をかける。
泣きそうというか・・・・泣いていた。天宮襲撃からつながる今回の戦い。愛瑠は自分と蛍をまもる為に死んだとかなり責任を感じていた。博人はそっと愛瑠を抱きしめた。
博人「大丈夫だ。もう犠牲は出させないから」
愛瑠「・・・・本当?」
博人は頷いた。それで幾分か気持ちが楽になったようで笑顔をみせてくれたが・・・・ちょっと痛々しい笑顔にみえた。無理して笑顔をみせているのがわかってしまう。
さて・・・・と博人は思う。愛瑠にはこう言ったが、本当に犠牲を出さないで勝てるのか。少なくとも、ケイオス達の最終目的は天照殺害・・・・愛瑠を殺す事にある。
(せめてこの子・・・・愛瑠だけは・・・・)
とはいえもう戦いは終盤。先日の戦いでケイオス達は多くの’駒’を失った。せいぜい残りの駒は10前後だろう。
もうすこしで戦いが終わる・・・・と安心してはいけない。相手は人間を殺すのに躊躇いもなにもない。油断は禁物なのだ。
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