疲労し、負傷し、それでも戦うは無駄だったかもしれない。
しかしここで死ぬわけにもいかない。このままケイオス達をのさばらせる訳にはいかない。
だがケイオス達は強かった。今まで勝利していたので使っているケイオス達もそのまま勝てるのではないかという・・・・気持ちもあったのは否定しない。
油断?傲り?そうかもしれない。じわじわと追い詰められていく4人。
このままでは博人達が来るまでに殺されてしまうかもしれない。
どうしたらいい?なにか良い手はないだろうか。千百合は辺りを見回す。2対1だというのにソールは凛花と青葉を追い詰めている。いくつもの切傷が見てとれる。式神を使役しなら戦っている向日葵もエーギルの攻撃にどんどん式神が消されていく。翔華のおかげで複数の式神を召喚できているが、怪力から繰り出される戦斧の攻撃にどんどん消されていく。消された式神はサイド召喚できるが、当分召喚出来ない倒された場合、再召喚までのクールタイムのようなものがあるようだ。つまり、だんだん手詰まりになっていっている、という事だ。
そしてヘルモードと戦う自分。自分も一言で言えばボロボロだ。ヘルモードは自分を殺そうと思えば殺せる余裕がいくらでもあるようで、攻撃しては様子見、攻撃しては様子見を繰り返している。警戒している・・・・わけでもない。余裕で攻撃してきて千百合を斬って下がり、苦しんだ顔を愉しんでいるようである。猟奇的ドSすぎる。
何にしても博人達が到着するまで持ちこたえられるか・・・・
おそらく無理ではないか・・・・。
焦りと絶望感に苛まれていると、「いいねぇその顔!!もっと!!もっと苦しむんだ!!苦しんで死ぬんだ!!ウヒャヒャヒャ!!」と壊れた笑いを浮かべたヘルモード。これはそろそろ本気で殺されそう。
背後をみる。妹の優莉愛と直哉、ミランダがそれぞれの戦いをみて顔面蒼白状態。あっちはあっちでもうマズいと感じているだろう。
・・・・・・・・ミランダ・・・・・・・・??
そういえばと思う。もう1つ・・・・システムが創生器にはあったような----------------
(たしか・・・・天輪システム・・・・。翔華で障害がでるのに・・・・天輪を使ったら・・・・命はないかも・・・・)
条件は3人は翔華状態で、天輪を使う者が1段階の状態で発動できる・・・・だったような気がする。しかし今は全員翔華状態。もし自分が使うなら、変身し直しになるが、そのタイミングでヘルモードが襲ってくるだろう。
なんとかスキがあれば-----------------
とちょうどその時、ギリギリ追い詰められてきた凛花と青葉、攻撃を受けて転がってきた向日葵がちょうど近くにいた。千百合は短くその旨を伝えると、3人共拒否の答え。
凛花「千百合、本気か?私達は翔華でも障害がでるのだ。天輪など使えば・・・・」
千百合「分かってる。でもこのままじゃ全員やられるだけだよ」
向日葵「誰がやるうにに?」
千百合「・・・・わたし」
青葉「・・・・あら・・・・まぁ」
千百合「皆を犠牲にはできない。助けたい。だから・・・・私・・・・やるよ」
青葉「・・・・どうします凛花さん」
凛花「千百合の言う通り、このままでは全員やられるだろうけど・・・・だからといって千百合を犠牲には・・・・。う〜む・・・・」
悩む3人を千百合は何とか説得。3人もじわじわと迫りくるケイオス達に悩んでる時間も話し合ってる時間もないのが分かっていた。だから・・・・
優莉愛「あ・・・・お姉ちゃん、変身といて、また変身した・・・・?でも1段階だけ・・・・?」
直哉「話し込んでたようだけど、なにかの作戦かな?奥の手をだすとか」
ミランダ「・・・・・・・・千百合さんだけ1段階で・・・・奥の手・・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか!?だめです!!千百合さん!!!!」
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