凛花「ど、どうして来たのですか!!」
直哉「急に走り去っていった君が気になって」
その言葉は嬉しいとは思ったが、素直に喜べない。今彼はウツボカズラ悪魔の触手にからめとられてその胴体に落とされようとしている。あの中がどうなっているかは分からないが、命は無いだろう。
青葉「どちらさま〜?」
凛花「私の・・・・練習相手をしてくれている方だ」
千百合「練習相手?なんの?」
向日葵「そーれーだーけー?(゚∀゚)」
凛花「なんだその顔は!?それだけだ!!・・・・たぶん・・・・」
青葉「凛花ちゃんにも春が〜〜。良い事だわぁ〜」
優莉愛「みなさん!!そんな事を言っている場合ではないですよ!?」
確かにそうだ。エーギルが命令すれば、すぐにでもアイツはその体内に放り込むだろう。
どうする・・・・どうする・・・・
と思っているうちに、悪魔の触手とエーギルの斧による攻撃を受けてしまう斧の攻撃は避けはするが、その斧の振る風圧で吹き飛ぶ。
反撃しようと攻撃を試みるが、ウツボカズラ悪魔を親指で指差す。まるで「反撃しようとしたら命はないぜ?」と言いたげに。
結局反撃出来ずに皆は倒れる・・・・。
直哉「ああ・・・・僕がここに来た所為で・・・・・・・・・!!」
凛花「だ、い、じょうぶ・・・・です・・・・あなたは・・・・私が必ず・・・・」
とはいうが、うつ伏せに倒れたまま起き上がれない。歯噛みしながら悔しそうに直哉を見上げる。
エーギル「ははは。泣かせる話じゃねぇか。ま、ここまでいたぶれば十分だろう。おい。話してやれ」
「グェ」
ウツボカズラ悪魔は地面に直哉を降ろそうとしたが、それをエーギルが止める。
エーギル「そうじゃねぇよ。そのままお前の口の上で降ろせ」
千百合「なっ!?」
優莉愛「人質を取った挙句、殺すなんて・・・・!!」
「グェ?」
エーギル「腹減ったろ?食っちまいな」
「グァ」
ウツボカズタ悪魔が直哉を締め付けている触手を緩める。直哉がその口の中に--------
凛花「直哉さん!!!!」
もう叫ぶしかなかった。もう助けに行く余力などどこにもない。
出会って2週間の相手だったが、はじめて芽生えた温かい思い・・・・初恋。
それがこのような形で・・・・終わらしたくはない。しかし・・・・
悪魔がその口に直哉を飲み込もうとした時----------------
横から影が横切って直哉をかすめとった。その影は地面に着地するとエーギルをみる。その影は・・・・人。高々とジャンプして直哉を救出した人物は-----------
千百合&優莉愛&青葉&向日葵「博人様!!」
直哉を救出したのは博人だった。博人は直哉をお姫様抱っこして抱えている。
凛花「博人様!!どうしてここに・・・・」
博人「アンジュから増援要請があってな。きてみたらこうなってたって訳だ」
凛花はホッとしたと同時にゾッともした。もし博人がこなかったらと思うと・・・・。
エーギル「グゥ・・・またてめぇか」
博人「よぉエーギル。人質とは神ともあろうものがよ。しかも食わせちまうとは、相当な悪党だな。さて結城。いつまでそうしてんだ?生憎と、男をお姫様抱っこする趣味は無ぇんだけど?」
直哉「ああ・・・・ありがとう草薙君」
直哉はすぐに博人の手から離れ、千百合達のところへ。それを見送った博人は封印の剣を鞘から抜く。
千百合「博人さん!!」
博人「よく頑張ったな。ここからは『俺達』のターンだ」
エーギル「ち。やっちまえ!!」
「グェァァァァ!!」
-------------------------------SCENE(9-3)へ------------------------------
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