蛍は愛瑠、恋美、セリカを呼び出し、午前中に思った事を相談する事にした。場所は学校の屋上。
まずオシャレの話。1年ほど前から俗世??で生活しているものの、それまでは天宮神宮で生活していたのだ。別に外界から隔離されて箱入り息子として生活を送って来た訳ではないのだが、女の子のオシャレや化粧の話にはついていけない。普通の男子だったとしてもどうなのだろう。とりあえず相槌をうつだけでなんとか凌いだものの・・・・どうしたらいいものか。
それはとりあえず愛瑠や恋美がこれから仕込んでいくことになるだろう。
しかし相談ごとがそれだけならいい。
次の質問が・・・・難題だ。
恋美「何が難題なんだい?なんちって」
セリカ「・・・・あはは・・・・。それでどうしたの・・・・?」
蛍が難題としているのは・・・・女の子の秘密の話。’まだ’とか’もう’とか、そういう女の子の身体の話になると、もうどうにもできない。聞いているだけでも顔から火が出そう?なくらいだというのに。
愛瑠「あー・・・・・・・・。そうねぇ・・・・・・・・」
これは話に慣れろで片づけられない。聞き慣れたとしても結局男の蛍にはわからない話で。
愛瑠「小学4年生から、もうそういう話をしだすのねぇ・・・・」
転生して何度も’そういう事’を経験している愛瑠が遠い目をして空を見上げた。「時代も変わったのね・・・・」と口にしながら。
セリカ「でも・・・・男の子にはちょっとなお話・・・・だよね・・・・どうしたらいいのかな・・・・?」
その問いに答えたのは恋美。背中の服の中からまたどうやってその小さい背中に隠せていたのか、二振りの日本刀を鞘から抜いて・・・・その刃を蛍に向けた。
セリカ「・・・・え?・・・・え?」
愛瑠「ち、ちょっと恋美ちゃん?」
困惑する2人を放って恋美は蛍に向けた刃をそのままに、怪しい光で目を光らせている------
恋美「なんだったら女の子になっちゃう?ねぇ、ちょんぎっちゃう?バッサリとヤっちゃう?ねぇ、ヤっちゃうヤっちゃう?」
蛍「や、やだよぉ!!」
蛍は股間を隠すように両手で覆って回れ右。恋美は「冗談よ」といいつつ刀を鞘に戻し、背中に戻す。
・・・・いや、恋美。ホンキな目をしてなかったか・・・・。
愛瑠「で、どう?クラスは?馴染めそう?」
蛍「え?うん。友達もできたよ。・・・・女の子だけど・・・・」
セリカ「それはそうだよね」
蛍「でも、時間割をみたら、明日の午後に体育があるみたいなんだ。体操服に着替える時にバレないかな・・・・」
アンジュはノリと勢い??でただ着替えろとだけ言っていたが、実際問題、女子に交じって着替えるのはかなり問題ではなかろうか。
なにせ・・・・愛瑠も恋美もセリカも学年が違う。着替えをフォローしてやれない。
それにもうすぐ6月。夏に差し掛かれば、プールでの授業もあるだろう。スクール水着に着替える為には・・・・つまり・・・・一旦女子達は裸になる訳で・・・・・・・・。
愛瑠「む・・・・それは由々しき問題ね・・・・」
セリカ「お姉ちゃんに相談してみる・・・・?」
恋美「アンジュさんに相談してどうすんのよ。アンジュさんは中学生よ。学校にすらいないわ」
蛍「おねえちゃ〜ん・・・・ボ、ボクどうしたらぁ〜〜・・・・」
弟が可愛い女の子の恰好で涙目で姉を見つめる様は・・・・「・・・・本当にこれ、弟・・・・?」と思わんばかりの女の子っぷりだった・・・・。
とりあえず学年が違うので、助け舟は出せない。学年が同じであれば、ちょっと着替えを手伝う’てい’でカバーもできそうだが・・・・。
それにしても・・・・着替えを手伝うって。幼児や幼稚園児でもあるまいに。
セリカ「でも、お姉さんである愛瑠ちゃんだったら不自然じゃないのかも・・・・?」
愛瑠「だとしてもどこかで不審がられるわ」
恋美「わかったわ。じゃあ身体障害者になっちゃう?腕の1本でも動かなければ怪しまれないわ」
そう言って再度背中から刀を出そうとする恋美をセリカが抑える。
蛍「できれば穏便な手段で・・・・・・・・」
そんな事をやっていると、昼休み終了5分前のチャイムが鳴る。そろそろ時間切れだ。
4人は放課後また話し合う事にし、とりあえず教室へと戻っていく。
さて・・・・蛍はこれからどうなっていってしまうのか・・・・・・・・。
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