3組の後史記とシャルによるMCにより、決勝戦宣言がされる。ただし、アンコールコールに応えた所為で、大幅に時間がズレこんだが。
先行はACROSS。でてきた少女たちは5人組。史記による質問に、ボケとツッコミで話を盛り上げるACROSS。さすが関西人。そのあたりはハズさないようだ。事前情報の芸人アイドル??は本当のようだ。会場の観客のウケもよく、前座トークだけで大盛り上がり。
ののか「・・・・・・・・これはマズいわね・・・・・・・・」
とシリアスな貌をしてつぶやくののか。その理由を尋ねられたののか。
なにがマズいというと、この前MCで笑わせた事。歌はまだしも、どんな振付をしようが、見えるのはせいぜい視認範囲にいる観客だけ。アリーナ座席後方にいる観客にはどんだけ激しいかろうが華麗なアクロバディックな踊りをしようが・・・・・・・・まったく見えない。双眼鏡でも持っていれば別だが。普通のアイドルなら、歌だけしか後方にはアピールできない。
しかしACROSSはボケとツッコミによる漫才を織り交ぜる事で、後方の観客にもアピールができる。すくなくとも「面白いチームだ」というアピールは可能だ。対してSTAR-MINEは後方までアピールできる手段は用意していない。
早い話、曲が始まる前から差をつけられた、という事だ。
美久「それは確かに一大事です・・・・・・・・!!」
翼「考えたね・・・・。僕達はなんの対策もしていないのに・・・・」
その2人の呟きにこたえたのが、ソデにまだいたMILKY-WAYとしてでていた愛架だ。対策はちゃんとしているという。
決勝なら、どこもがおそらく華麗に、華々しい、楽しそうなという曲をチョイスしようと思うだろう。だがしかし、STAR-MINEが・・・・いや、曲創りを任された愛架&律音母娘が創ってきたのはそんなイメージとは真逆の静かな曲だ。ピュアなイメージのバラード曲。
愛架「決勝戦会場がココだって前からわかってたでしょ?ポップな曲や楽しくなるような曲はどうしても振付で見せがちなの。でもこの会場は広すぎて、後ろの観客はとてもじゃないけど、踊りや振付なんか見られない。なら逆に踊りをほとんど省ける曲にしてしまおうと作り上げたのが、今回の曲なの。最初から歌だけで振りは捨てたの」
アイリーン「成程・・・・それでこんなしっとり系バラード曲に・・・・」
燿「でも愛架さん?それだとせっかくかぶりつき席にいるお客さんが物足りなく感じるんじゃ?」
愛架「そこはまぁ、律音次第ね。どこまで輝けるか、かしら」
律音「ふ、ふぁい!!がんばりまっす!!」
流奈「でも律音ちゃんだけに任せるのもなんだから、私達もがんばらないと」
奏鳴「そ、そうですね。私もドジらないようにしないと・・・・!!」
ののか「ソコが一番の問題点ね」
奏鳴「ののかちゃん!!ちょっとは否定して!!」
ののか「そーしてあげたいけどさ。ハズしたら減点だし?」
奏鳴「そういうののかちゃんだって、そのあざとさがアダにならなきゃいいね!!」
ののか「なんですってえええええ!!」
美久「2人共〜〜・・・・喧嘩しちゃだめだよぉ〜〜・・・・」
2人のやりとりにメンバーに笑いが。すこしは緊張も和らいだだろうか。ACROSSの漫才前座は確かにアピールに繋がる。だからなんだというのだ。STAR-MINEにはSTAR-MINEなりのよさがあるだろう。
MCが終わるとライブスタート。
・・・・・・・・しかし・・・・・・・・おや?
・・・・・・・・曲は普通の楽しげなポップな曲だし、振付も悪くはない。
・・・・・・・・しかし・・・・・・・・何かものたりないような・・・・・・・・?
アイリーン「・・・・・・・・これは・・・・・・・・」
燿「予選のレベルが関東は高すぎたのかな。まだ月宵月華やBLUE-HAWKSのほうが強敵だったような・・・・・・・・」
ののか「前座は盛り上げたけど、曲は普通ね」
翼「それだけで勝ち上がった訳ではないだろうけど・・・・・・・・」
流奈「なんか、拍子抜け?」
律音「でも油断禁物だよ!!最後の方でなにかやるのかも!!」
律音の予想は・・・・裏切られ、最期まで普通に歌いきっただけだった。
これから前MCで持っていかれた空気が変えられる可能性もだんぜんでてきた。
律音「ACROSSの曲はいいと思うよ。失敗もなさそうだったし。いい勝負になると思う。皆、がんばろう!!」
ACROSSが向かい側のソデにさがると、今度はSTAR-MINEの番だ。失敗がなければいい勝負になりそうだが-----------------
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