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2015年06月24日19:04

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はじまりは憧れから〜dreamer〜(4)/SS

祭り当日。友人達と16時に待ち合わせたが・・・・・・・・



奏鳴は・・・・・・・・





13時に到着していた・・・・・・・・!!境内に設置されたステージの前に3時間も前から居座り、レジャーシートを広げて待機中。そんな輩は奏鳴だけではなく、何人かの少年が同じ事をしている。1人で来ていたり、複数人で来ていたりと様々だが・・・・・・・・着ている格好や荷物類をみると、何が目的の人達かがわかる。大半が月宵月華目当ての男達だった。少数、女性の姿もある。

「少しくらいSTAR-MINE目当ての人だっていてもいいのに」とも思うが、月宵月華グッズを身に着けていない人もいる。その人たちがSTAR-MINEファンだといいなと思う。

場所だけとれていればあとはヒマだ。することが無くなった奏鳴はスマホで曲を聴いていたりで時間をつぶしたいところだが、それもすぐに飽きてくる。いくらSTAR-MINEの曲だとはいえ、同じ曲をリフレインしていては流石に飽きる。スマホでゲームをしたり屋台で買い食いして時間をつぶし、やがて友人達がやってきた。



「1番前じゃん。いつからいたの?」

奏鳴「1時からかな?」

「・・・・・・・・そ、そう・・・・・・・・」

「が、がんばったわね・・・・・」



友人達は皆、呆れ顔。いくらなんでもガチすぎると。


話をしながら時間つぶしをしていると、やがて境内に放送でステージ開幕のアナウンスがながれた。いよいよだ。



時間になり、先に出てきたのは月宵月華だった。閣下と呼ばれた偉そうな女の子中心にトークがなされる。閣下・・・・月咲此花はじゃんけんで先行になってしまったのが不満らしい。主役は後から出るものだと。とはいえ、決まってしまったのだから、とりあえずは先行で始めるようだ。


1曲目の前奏が始まると、月宵月華ファンはサイリウムを振っていろいろ叫びだす。色んな人が色々叫んでいるので何を叫んでいるのか判別つかないが、熱狂的ファンもいるものだ。



「すごい熱気だね」

「まぁ、月宵月華はアキバアイドルだからね」

「私達もノル?」


「やめなって。STAR-MINEの時に体力持たないわよ」


重厚で・・・・身体の奥底まで響く重いサウンドの曲。それが3曲続いて歌われた。聞いているだけで体力というか・・・・生命力をすり減らされているような・・・・周囲のように騒いでいるわけでもないのに、荒い息をつく一同。ノリノリで騒いだ後のような疲労感が全員を襲う・・・・。


「凄い曲・・・・ばかりだったね・・・・」


「何か・・・・命を吸い取られた気分だわ・・・・」


「あの歌ってた閣下って人・・・・吸血鬼って自称してるけど・・・・モノホンなのかな・・・・」


「本物の・・・・悪魔・・・・だったりして・・・・?」


奏鳴「ま、まさかぁ・・・・」


奏鳴もそういうが・・・・自身もなんとなく体力が尽きかけているので、そんな気がしないでもない。STAR-MINEの為に体力を温存していたかったのに・・・・ひたすらに吸われ続けた気分だった。ヒドイ。



皆で荒い息をつくその時、隣に1組の男女がやってきた。三脚をたててカメラを設置し・・・・動画を撮る気満々だった。


場内放送では確か・・・・撮影禁止だったはずだ。友人の1人が注意しようとしたとき、男の腕に「STAFF」と書かれた腕章をつけているのがみえた。祭りの関係者かなと思って尋ねる。


「あの・・・・ライブスタッフの人ですか?」


「え?オレっち?いや?STAR-MINEの関係者だよ」

「同じ学校なのよ」


そう言われて・・・・顔を思い出した。たしか・・・・撮影技術はプロレベルなのに、美少女好きで困った問題児、六土響介だというのにきづいた。その横はその暴走の抑止力として有名な黄鳴鈴だった。2人は広報部の部長と副部長。おそらくその関係で撮影許可がでているのだろう。



奏鳴「あたし、1年の星野奏鳴です。はじめまして。STAR-MINEのファンなんです。いいなぁ・・・・ライブ映像〜〜・・・・」


響介「え?ライブ映像が欲しい?いいよ?君のパンモロ写真と交換で--------ふげぽぉぁ!?」



響介が最後まで言い切る前に、鳴鈴の飛び蹴りできりもみして飛んでいき、樹にマンガのようにめり込んだ・・・・・・・・。



鳴鈴「まったくこのエロエロ大総帥が。・・・・えっと、星野さんだっけ?ライブ映像なら、あとで編集したものを風祭君が更新してるSTAR-MINEのサイトで公開予定よ」

奏鳴「えっと出来れば・・・・編集前のナマ動画が・・・・」


鳴鈴「ふふ。余程STAR-MINEが好きなのね。そんなに好きなら加入しちゃったらいいのに」


「そうそう。先輩。私達もそう言ったんですけど」


「カラオケの点数を気にしてて」


鳴鈴「ん〜・・・・歌う事が好き・・・・それがまず重要なんじゃないかしら。点数の前に。あ・・・・ステージ始まるわ。響介。いつまで樹にめり込んでるの。早く準備しなさいよ」


響介「飛び蹴りした本人が何を言うか!!この前といい、理不尽じゃね!?」


いや・・・・今回はお前が悪いと思うぞ響介・・・・



しぶしぶ戻ってきた響介が撮影準備をした直後、ちょうど6人がでてきた歌うところだった。もうこうなったら奏鳴はステージに釘づけだった-------------


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