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2015年04月24日22:19

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ジャンボ鶴田怪物伝説(186)

「フランク(ブロディ)に」会う為、とハンセンはコメントしましたが、お互いにプロであり、外国の敵対団体で仕事をしている以上、それは有り得ません。

横須賀大会のあった81年12月12日は土曜日。翌日の最終戦の蔵前国技館大会は日曜日でした。

日曜日は東スポは休刊であり、インターネットのない時代でしたから、ハンセンの横須賀来場を蔵前大会より前に知ったプロレスファンはおそらくいなかったと思われます。

横須賀の公式戦は2試合行われ、メインは馬場、鶴田組とザ・シーク、マーク・ルーイン組が対戦し馬場、鶴田組が反則勝ちを拾い11点でザ・ファンクスに並びました。シーク、ルーイン組は後半、暴走の反則負けが目立ち4点。

ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカ組vsグレート小鹿、大熊元司組はブロディがキングコング・ニードロップで大熊を破り10点。

小鹿、大熊の極道コンビは天龍、原組にリングアウト勝ちした1勝の2点でリーグ戦を終了しています。

夢のシングルマッチはドリー・ファンク・ジュニアがハーリー・レイスと30分時間切れ引き分けとなりました。

横須賀大会終了時点での星取は1位が馬場、鶴田組とファンクスが11点、2位がブロディ、スヌーカ組とタイガー・ジェット・シン、上田馬之助組の10点。優勝の可能性があるのはこの4チームとなった訳です。

シリーズ最終戦の蔵前国技館は日曜日15時試合開始。私はこの興行は生観戦しています。

ここでは、試合順に公式戦を追っていきたいと思います。

まず、この日まで全敗で0点だった天龍、原組がバロン・フォン・ラシク、キラー・カール・クラップ組と対戦。

14分28秒、天龍がクラップを卍固めでギブアップさせて最終戦で初白星をあげ、2点を獲得。

ラシク、クラップ組も2点で終わっています。

「卍固めでクラップがギブアップ」というフィニッシュを指示したのはもちろん、プロモーターである馬場以外にはいません。

以前にも別連載「猪木とビンス」に書きましたがこのフィニッシュは猪木に対するあてつけであり、クラップは白星配給係となって全日本で使い捨てにされました。

1勝はラシクが取り、負けは全てクラップが取られた事が全てを現していました。

猪木ファンだった私はつくづく、この時期ジョニー・パワーズが目先の金欲しさに全日本に呼ばれて行ってなくて良かったと思いました。

続くレイス、ラリー・ヘニング組とシーク、ルーイン組の一戦は僅か1分54秒、凶器を持ち出したシーク、ルーインが反則負けとなり、レイス、ヘニング組は8点。シーク、ルーイン組は4点でリーグ戦終了でした。

セミファイナルの馬場、鶴田組vsシン、上田組は9分59秒、両チームリングアウトの無得点試合に終わり、11点のままの馬場、鶴田組はメインイベントの結果待ち、シン、上田組は10点で優勝の望みはなくなりました。

メインイベント、ザ・ファンクスvsブロディ、スヌーカ組の最終公式戦。

先に入場して来たのは青のジャンパーを着用していたファンクス、スピニング・トーホールドのテーマ曲に乗り、観客席にラッキーコインを投げての入場です。

続けて移民の歌のテーマ曲でブロディ、スヌーカ組の入場。ブロディとスヌーカの後ろから、テンガロンハットに半袖シャツにジーンズ姿の大男が花道に姿を現しました。

それはまぎれもなく、新日本プロレス最強外国人のスタン・ハンセンでした。
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