81年11月4日、松本市総合体育館でのテレビ収録で鶴田は今シリーズ2度目となるタイガー・ジェット・シンとのシングル対決を行っています。
試合はメインイベントでノンタイトルの60分1本勝負。
猪木の宿敵であったシンと鶴田が一体どんな試合をするか興味津々でしたが…。
シンが鶴田をコーナーに逆さ吊りにしてチョーク攻撃、セコンドにいた馬場がこれに加勢、これを見た上田馬之助も乱入、シンにサーベルを渡そうとしました。
しかし鶴田は上田が渡そうとしたサーベルを奪ってシンに攻撃を加えてしまい8分、鶴田の反則負け。
呆気ない幕切れに終わっています。
セミファイナルではドリーとテリーのザ・ファンクスがブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカ組と対戦。
共に暮れの世界最強タッグ決定リーグ戦にエントリーの決まったチーム同士の激突は18分23秒、両チームリングアウトの引き分け。
馬場、天龍組vs上田、バック・ロブレイ組は天龍がロブレイを首固め。
シリーズ最終戦は11月5日、市原市臨海体育館大会。
メインでは馬場、鶴田、阿修羅・原のトリオがブロディ、スヌーカ、ロブレイ組と対戦。
1本目は日本組の反則勝ち、2本目は鶴田がロブレイをジャンピング・ニーパットからの片エビ固めで破り2-0のストレートで日本組の勝利。
また、こちらも同じく最強タッグに初エントリーが決まったシン、上田組はセミで天龍、石川隆士組と対戦しシンがコブラクローで石川にフォール勝ち。
ファンクスは佐藤昭雄、マイティ井上組との対戦となりドリーが井上を逆さ押さえ込みに決めています。
この日、マスクドXに3分29秒、体固めで勝った大木金太郎が結果的に日本では最後の試合となりました。
大木はこの後の最強タッグには参加せず韓国へ帰り、翌82年5月には阿修羅・原と韓国でアジア・ヘビー級王座防衛戦を行いますが、その後全日本のリングに上がることはありませんでした。
豪華メンバーが集結した創立10周年記念ジャイアント・シリーズでしたが、10月9日の蔵前国技館大会をピークに終盤は大きな話題に欠けました。
次に最強タッグを控えていたせいか、愛知県体育館、大阪府立体育会館と言った大会場の興行もなく、北海道、九州を回ったにも関わらず札幌中島体育センターや福岡スポーツセンター等での開催がなかったのは勿体なかったと思います。
全日本の蔵前大会の前日である10月8日に同じ蔵前で興行戦争をぶつけてきた新日本プロレスは勢いに乗り、4週間後の11月5日にも闘魂シリーズ最終戦として蔵前国技館大会を開催しています。
10月8日の再戦となった猪木とラッシャー木村のランバージャックデスマッチは猪木が15分8秒、腕ひしぎ逆十字固めでTKO勝ち。
ヘビー級転向の藤波はアニマル浜口にフェンスアウトの反則勝ち、タイガーマスクはグラン浜田にリングアウト勝ち。
またも13000人(超満員)発表の観客を動員。全日本との興行戦争もこれで勝負あったかに見えましたが…。
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