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2015年03月17日22:22

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ジャンボ鶴田怪物伝説(174)

81年10月9日、蔵前国技館で全日本プロレス創立10周年記念興行が豪華外国人メンバー集結のもと開催されました。

4大スペシャルマッチと銘打たれたラインナップは、新入団のマイティ井上がミル・マスカラスに挑むIWA世界ヘビー級選手権試合、

4月30日、松戸市運動公園体育館で新王者決定戦として行われる予定だったドリー・ファンク・ジュニアにブルーザー・ブロディが挑戦するインターナショナル・ヘビー級選手権試合。

リック・フレアーに鶴田が挑戦するNWA世界ヘビー級選手権試合。

馬場、ブルーノ・サンマルチノ組がタイガー・ジェット・シン、上田馬之助組と対戦するスペシャルマッチ。

アンダーカードも充実していました。

テリー・ファンク、天龍、阿修羅・原組vsハーリー・レイス、アレックス・スミルノフ、ドン・デヌーチ組の6人タッグマッチは天龍がテリーばりのコーナーポスト最上段からの回転エビ固めをデヌーチに決めてテリー、天龍、原組の快勝。

マスカラスと井上のIWA世界ヘビー級選手権試合は9分19秒、マスカラスが井上のサマーソルトドロップを自爆させ、ダイビング・ボディアタックから体固めで王座防衛。

ドリーvsブロディのインターナショナル・ヘビー級選手権試合は遺恨が爆発して凄まじいラフバウトとなりました。

ドリーの仕掛けたブレーンバスターでブロディの足がレフェリーのジョー樋口に当たり樋口はダウン。

場外でブロディがチェーンを持ち出してドリーをメッタ打ち。

ドリーも負けじとブロディのチェーンを奪って反撃。しかし、エキサイトしたドリーはリング内にチェーンを持って上がり、蘇生して制止に入った樋口レフェリーにチェーンを使ってのパンチを入れてしまいました。

9分36秒、ドリーの反則負け。PWFルールによりベルトが移動しブロディが第11代王者となりました。

(マスカラスvs井上、ドリーvsブロディの2つのタイトル戦は60分1本勝負)

ダブルメインイベント第1試合は狂乱の貴公子フレアーに鶴田が初挑戦したNWA世界ヘビー級選手権試合。

鶴田にとっては80年9月1日、鹿屋市体育館でレイスに挑戦して以来1年1か月ぶりの挑戦、その前年79年10月26日、松本市総合体育館でのレイスへの挑戦も「馬場のNWA世界ヘビー級王座返り咲き」の露払いに甘んじてしまった感は否めなかっただけに今回は大トリ。

東京の大会場での同王座挑戦は76年6月11日、同じ蔵前でテリーに挑戦して以来約5年半ぶりのことでした。

前のドリーvsブロディ戦でジョー樋口レフェリーが失神して退場してしまった為、この試合のレフェリーは立会人として来日していたロード・ブレアースPWF会長が務めました。

1本目は17分43秒、鶴田がジャンピング・ニーパット、ダブルアーム・スープレックスと畳み掛けてコーナーポスト最上段からのミサイルキックを決めて片エビ固め。

2本目はフレアーが5分26秒、バックドロップからの足4の字固めで鶴田をギブアップさせてタイスコアに持ち込みました。

決勝の3本目、鶴田の放ったドロップキックはフレアーがかわし自爆。鶴田は急所をロープに打ち付けてしまいダウン。

フレアーはそのまま鶴田を押さえ込んで5分46秒、片エビ固め。2-1でフレアーが王座防衛を果たしています。

ダブルメインイベント第2試合は馬場、サンマルチノ組の友情タッグがシン、上田組の凶悪コンビと対戦したスペシャルタッグマッチ60分1本勝負。

シンと上田は揃っての全日本での試合はこの日が初。

4月8日、新日本プロレス福知山市厚生会館で坂口、長州組と対戦(1本目両リン、2本目は反則負け)以来半年ぶりのチーム結成となりました。

試合はシン、上田の奇襲からスタート、馬場が上田に16文キックからのコブラツイスト、サンマルチノがシンにベアハッグを同時に決めて見せたのがこの試合の最大の見せ場でした。

試合は11分39秒、両チームリングアウトの引き分けとなっています。

サンマルチノはこれが現役最後の来日となりました。

観客は前日の新日本プロレスと同じ13000人(超満員)発表でした。

私は2日間、両方会場で観戦していましたが、新日本がギッシリ超満員だったのに比べ、この日の全日本は空席があり、同数発表でしたが、この興行戦争は新日本の勝利でした。
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