東京予選まであと1週間という日の放課後。期末テストもおわり、一層練習に実を入れている。
今日も横一列に並び、衣装は着ていないが、通し練習をする。なかなかにサマになってきていると判断し、アイリーンは休憩を宣言する。皆それぞれ飲物を飲みつつ、座り込む。通しで練習するのはいいが、少々教室では狭いだろうか?
燿「ん〜・・・・大振りのフリのときは、教室だと少々狭い・・・・かな?」
アイリーン「そうですわね・・・・どこか借りられないでしょうか。体育館とか・・・・」
体育館ならいくら広がっても狭くないし、いい場所だが、体育館はバスケ部、バレー部が使用しており、ごくたまに檀上は演劇部が使っていた。ちょっとつかわせてとも言いにくい。
流奈「じゃあ、グラウンド?」
翼「え!?グラウンド!?」
美久「グ、グラウンドはちょっと恥ずかしいです・・・・」
流奈の言葉に、引っ込み試案組??が難色を示す。
ののか「な〜に言ってんの。1週間後、大勢の前で歌わなきゃならないのよ?こんな事でビビってどうすんのよ?今のうちから練習は必要よ?」
律音「それもそうだね。ちょっとやってみる?」
律音の言葉に、美久と翼はブンブンと首を横に振った。この2人は大会に出るにあたって人前にでてもいいようにしなければならないだろうか。
ののか「ちょっと待って。リハる前に1つ、決めなきゃならない事があるわよ」
燿「決める事?あったっけ?」
流奈「あったっけ?」
ののか「あるでしょ!!フォーメーションよ!!フォーメーション!!」
律音「ばーいかーんふー」
ののか「それはパーイルフォーメーション!!・・・・あってるか。まぁそんな事はどうでもいいのよ!!誰がどこに立つか決めてないでしょ!!」
その言葉に、全員で「あ〜・・・・」と納得した。たしかに毎日並んで練習はしているが、毎日立つ場所はバラバラだ。フォーメーションは決めたほうがいいだろう。
と、話し合いに入るところで、六土響介と黄鳴鈴がやってきた。取材に来たという事だ。
響介「やぁ皆!!今日も可愛いねぇ!!特にののかちゃん!!今日もバッチリキュートだね!!オカズにしちゃいたいくら・・・・ヘゴォ!!」
鳴鈴の裏拳が顔面に炸裂し、部室の壁まで吹き飛んでいく・・・・。
響介「何するんだい!!」
鳴鈴「何、じゃないでしょこの淫獣」
響介「い、淫獣じゃないやい!!ジェントルマンだい!!」
Σ(゚Д゚) ←こんな顔をして抗議するも、鳴鈴はスルー。今日は何をしているのかと聞いた鳴鈴に、律音は説明する。
鳴鈴「なるほど・・・・フォーメーション・・・・。確かに決めておいたほうがいいわね」
響介「しかし、このユニット、センターという概念はなさそうだね。奇数人数じゃないから中心ができない」
鳴鈴「何事もなかったようにマトモな事言ったわね・・・・」
燿「確かに。偶数人数じゃセンターはつくれない。さながらツインタワー・・・・と言ったところかな?」
律音「ツインタワー?」
アイリーン「センターが2人というフォーメーションですわね」
流奈「でもさー?センターとかツインタワーって必要?この曲、全員振付同じよ?」
美久「そうだね・・・・あまりかわらないかも」
ののか「変わるわよ。中央にいる人には同じ振付であっても注目されるわ。やっぱりキラキラしてる人、目立つ人をツインタワーにしたほうがいいわ」
翼「そ、そうなのか・・・・」
ののか「というわけで、キラキラキュートなののがツインタワーの1人になって、あ・げ・る♪センターになって、審査員をうっにうににしちゃうんだからぁ☆うににっ☆」
響介「萌え〜〜」
鳴鈴「中2で萌えとか普通にいっちゃうなんて・・・・あんた、ゴミクズね」
響介「グサッ・・・・!!(;゚Д゚)」
翼「そんな事はどうでもいいけど・・・・それでいいのかな・・・・」
響介「どうでも!?( ゚Д゚)」
美久「でもののかちゃんでいいと思うよ・・・・?やっぱり注目されててもちゃんと歌えそうな人がいいと思うし・・・・」
ののか「そうでしょそうでしょ♪やっぱりみらくるきゅ〜となののじゃないとつとまらないわよね〜♪きらきらカワイイののが適任よね〜☆(ふふ・・・・これでのののセンターはきまったわ・・・・!!)」
アイリーン「いえ。やはり総合的に適任者を決めたほうがいいわね」
ののか「何でよ!!のの以外にツインタワー、やれそうな人、いる!?」
アイリーン「だから、それをテストするのです」
流奈「テスト?何するの?」
燿「まぁ彼女のいう事も尤もかな。とりあえず従おう」
という事で、アイリーンを先頭に、グラウンドへ向かった。一体どんなテストをするのだろうか?
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