家に帰った翼は夕食の席で、昼間の事を話した。もちろん両親とも翼の参加は賛成してくれたものの・・・・やはり翼には自信がなさげ。
こんな男女でも大丈夫なのかと。その翼のつぶやきは両親にも聞こえており、母親の言葉は翼を抱き寄せた。
言葉「ごめんなさい。おかあさんの所為で・・・・。翼はね、ちゃんと女の子してるわよ」
「そうだな。あの部屋を見る限りな」
翼「ああああ!!恥ずかしいから言わないで!!」
その言葉に父親はため息。父親の水鏡静哉は言葉に向かって一言。「これは重傷だな」と。言葉も頷く。言葉は今でも声優は続けているし、タレントも続けている。静哉も声優だ。つまり職場結婚みたいなものである。2人の娘なら、潜在能力はバッチリあるはず。言葉も静哉も時間があれば翼にいろいろと声優としてのトレーニングを施しているし、言葉は声優としての練習以外に歌の練習もみたり、女優としての練習もさせている。バラエティでも通じるように会話能力もつけさせたつもり。芸能界入りができればある程度はやっていけるはずなのだ。ただ、自分の女の子としての自信がないだけで。言葉が芸能界入りのチャンスの足掛かりと考えたこの大会。まずは自信もってやってもらわないと勝てるものも勝てない。言葉も静哉も反対はしない。むしろ勧めたい。アイドルとしてやるという事は可愛い衣装だって着る。女の子としての自信をつけるにはいい機会だろう。まずはやってみるように説得を試みる。一応考えると言い残し、部屋に戻っていく翼------------------
静哉「考えるとは言ったけど、あんまり乗り気って感じじゃないな」
言葉「そうねぇ・・・・なら・・・・外見から女の子になってもらおうかしら?ふふふ♪」
静哉「・・・・外見??」
言葉「明日は丁度、私は仕事はないわ。翼と一緒に買い物に行ってくるわ。もちろん放課後に」
買い物・・・・外見・・・・服でも買いに行くのだろう。たしかに翼は可愛いという恰好の服は持っていないはず。スカートよりズボンだし。
静哉「いくら女の子らしい服を買ったって、本人の意識を変えないと駄目なんじゃないか?」
言葉「そうね。だからもう1度、説得しに行ってみるわ。じゃあ行ってくるわね」
そういうと言葉は翼の部屋へと向かった。はたして・・・・この’翼、女の子化計画’は成功するのだろうか?いや性別は女だが。
1時間後、リビングに戻ってきた言葉からはチームに参加するという言葉を得られたという好結果を聞かされ、一安心。あとは・・・・意識的な女の子化ができれば・・・・
・・・・なかなか難しそうだった・・・・。
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