週末が明け、翌月曜日。
律音達は昼休み、その人を訪ねに向かった。教室をコソコソと覗くと、「あの人だよ」よ律音が指差す。
中2の女子にしては背が高く・・・・おそらく170はありそうだ。顔も可愛いというよりか、カッコイイという感じ。ヘアスタイルもショートヘアー。パッと見、女子制服を着ていなければ男子を見間違えるだろう。メンバーも「将来宝塚にいそう」と感想を漏らす。その生徒は、たくさんの女子生徒に囲まれ、何か話をしている。囲んでいる女子たちは皆、目を輝かせて話をしている。友人と話しているというよりかは・・・・憧れの存在と会話をしているような。
メンバーは話をした事はなかったが、顔と名前は知っていた。名前は水鏡翼。その凛とした顔立ちに、女子なのにプリンスと呼ばれており、剣道部に所属。人づてに聞いたところによると、剣道をしつつ、どこかで護身術もならっているそうだ。
・・・・廊下の壁を拳でヒビをいれただとか、机を拳でかち割っただとか、去年の夏、幽霊みたいな何かを殴り倒しただとか、車を蹴り飛ばしただとか、いろいろと噂を聞いているが、まぁ全部冗談だろう・・・・。
ののか「ふ〜ん。ののも噂は聞いた事あるけどぉ、キュートなののとは対極にいる人だよね〜。顔は美形だけど、やっぱりアイドルはキュートな方がいいよね〜キャ八っ☆」
アイリーン「ええそうねそうね」
流奈「そうだねー」
ののか「扱い軽っ!!そして雑っ!?」
美久「律音ちゃん・・・・知り合い・・・・なの?」
律音「うん〜。じゃあ行ってみようか〜」
そう言い残し、教室へと入っていく。
律音「お〜い、つばちゃ〜ん」
水鏡翼にそう声をかけると・・・・彼女を囲んでいた女子生徒が一気に憎い相手を見るかのような目つきで律音達を睨む。皆は一瞬怯むが、律音はそのまま彼女のところへ。
翼「あ、りっちゃん」
「し、知り合いですか翼様?」
翼「うん。僕の親友の草薙律音ちゃん」
律音「律音です。はじめまして〜」
「く〜さ〜な〜ぎ〜り〜ず〜む〜?ふ〜ん?へ〜?」
「翼様には似合わないわね。翼様のようなオーラは感じないし」
翼「いや。僕にはわかるよ。あの人のようなカリスマ的オーラが。生まれながらにして持つ輝きがね」
「あの人?」
翼「それで、大勢でどうしたんだい?」
律音「あ、うん。ちょっと折り入って相談があるんだ」
翼「相談?なんだろう?」
アイリーン「はじめまして。わたくしは----------」
翼「知っているよ。月乃宮のお嬢様アイリーンさん。プリンセスとよばれている・・・・ね、」
アイリーン「え、ええ。それで、相談なのですが、少々ここでは」
と周りを見る。翼を囲っている女子生徒を見回す。その様子からここでは言えない相談ごとと悟り、「場所をかえようか」と椅子から立ち上がる。一同はとりあえずひとけが少ない屋上に行くことにした。
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