「ねぇねぇ!!コレみてよ!!」
ここは都内東京にある中学校2学年の教室。少女は放課後に友人に1枚の紙を見せた。それは月乃宮プロダクションが発動している『PROJECT STAR LIGHT』の応募用紙である。それを見せられた友人・・・・2人は顔を見合わせる。
「これは・・・・大会の応募用紙・・・・ですわね」
そう答えたのは、金髪ツインテールがよく映える女の子。名前は月乃宮アイリーン。名前からわかる通り、大会発案者月乃宮シャルリーゼロッテの関係者だ。というか娘だ。世界最強企業と言われている月乃宮財閥。そのお嬢様である。紙を見せられた彼女の反応はいまいち淡白。それはそうだ。母親からこの件については聞いているし、事前に応募が始まる前から知っていたことなのだから。
対してもう1人の茶髪でおさげヘアーの少女、速水流奈は興味津々。カラオケ好きでよくカラオケに行っているこの少女はもちろん将来の夢は歌手。当然ながらこの大会にも出たいと考えていた。出たいと思っていたが、1人では心細かったので迷っていた。
流奈「どうしたのこれ?もしかして、出るの?」
「うん。一緒にどうかな?」
そういうのは紙を持ってきた本人、草薙律音。黒髪ロングヘアーでよく手入れされている彼女曰く自慢の髪だそうだ。
それはさておき。この少女、流奈と一緒によくカラオケにいく仲間だ。なので、歌のうまい流奈に声をかけたのだ。もちろん2つ返事で流奈は頷いた。
律音「ね?アイリちゃんもどう?一緒に出ない?」
アイリーン「主催者の娘がでてよいものなのか・・・・」
律音「いいんじゃないの?お母さんに聞いてみたら?」
アイリーン「それはこっちのセリフよ律音。貴方こそ聞いてらっしゃい。愛架さんがいいというのなら考えてあげなくもないですわっ」
愛架というのは律音の母親の名前で、今も昔も月乃宮プロダクション所属芸能人だ。10代の頃、月乃宮黄金期を支えた1人でもあった。
・・・・一応、許可をもらったほうがいいのだろうか?律音はアイリーンに従い、一応相談をしてみる事にした。
流奈「許可でるといいね。でたら一緒に頑張ろうね!!」
律音「うんっ!!目指すは優勝だよっ!!」
律音はとりあえず応募用紙を鞄に仕舞い、下校した。まっすぐ家に帰り、仕事で遅くなるという母親を待つ。母親の愛架が仕事から帰ってきたのは午後9時の事だった。夕食後、自室に戻った律音は応募用紙と大会パンフレットを手に、リビングへ向かった。
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