同時刻。月乃宮邸ではマリアを先頭に中庭にやってきていた。紡音と月乃宮両家はマリアのあとについて中庭にやってきたところで・・・・・・・・
マリアが紡音家に土下座を始めた。いきなりのことに困惑。両家とも。
マリア「菜花の事・・・・本当に申し訳ありませんでした!!本当になんとお詫びしたらいいか・・・・!!」
シーラ父「え、いや・・・・それはもうさっき話は済んだだろう?」
マリア「いえ、わたしは’もう1つの事’について詫びなければなりません。これを・・・・」
マリアは首から下げていた白い5センチはあろうダイヤのような宝石を見せた。一体これがどうしたというのかと訝しむシーラ父だが、マリアの口から衝撃の言葉を聞かされる。
その宝石が菜花だと。正確にはただの宝石ではない。菜花の魂が結晶化した代物、マジックマテリアルというものだ。
シーラ母「これが・・・・菜花!?」
涼「そうです。あの戦いの後、菜花ちゃんはこの結晶体になりました。今はこのような姿ですが、戦闘の有事になると、マリアにカを貸してくれます。さ、マリア」
マリア「ええ。’マテリア’」
マリアが開放の言葉を発すると、宝石から一筋の光が現れ、ショートツインテールで白いミニドレスに天使のような純白の羽を少女の姿を象る
シーラ父「菜・・・・花・・・」
シーラ「本当に菜花なの?」
菜花「・・・・いつか・・・・こんな日が来るんじゃないかって思ってた。ごめんなさいお父さんお母さん。皆を救うためにした事だったけど、私がしたことって・・・・ファントムは倒したけれど、結局・・・・遺された人たちを悲しませる事だった・・・・。お父さんとお母さんだけじゃなくて、マリアちゃん・・・・きららちゃん・・・・真琴ちゃ・・・・君をも悲しませただけだった・・・・」
シーラ父「いや・・・・あのファントムとやらをお前が倒してくれなければ、東京はもしかしたら終わりだったろう。確かに私達は悲しんだ。しかし誇っていい。お前は東京を救ったのだ」
シーラ母「そうよ菜花。あなたはお父さんとお母さんの誇りよ」
菜花「・・・・ありがとうお父さんお母さん。ごめんね。合わせる顔がなくてこんな時になって・・・・」
シーラ父「いや。また会えて嬉しかったよ菜花」
シーラ母「ええ」
菜花「ありがとうマリアちゃん。お父さんとお母さんと話をさせてくれて。ずっと気がかりだったんだ」
そういう菜花の顔は晴れやかだ。マリアがいつも菜花を召喚すると、どこか憂いを帯びた顔しかしなかった。笑顔は見せていたが、どこか影があるような・・・・そんな雰囲気だった。しかし今の表情は、心からの笑顔。そんな感じだった。
菜花はその笑顔を残し、消えた。マリアがマテリアルに戻したからだ。
シーラ父「消えた・・・・」
涼「マリアがマテリアルに彼女を戻しました。魔法力は消費しますが、またそのうち呼び出す事ができます。もしよろしければ、また彼女に会いに来てやってください」
シーラ母「また?またあの子に会えるの?」
マリア「ええ。また・・・・いらしてください。私・・・・待っていますから」
シーラ父「ああ。またこさせてもらうよ」
4人はそうして雑談を始めた。十数年の月日が流れた今、話す事はいくらでもあった。黙って成り行きをみていたセレナと雅輝は邪魔しちゃ悪いと、静かにその場を去った。
紡音菜花をとりまいた人達。確かに遺った人たちは菜花の死に悲しんだ。しかし、東京を救った彼女を誇りにさえ思っている。
1度は絶たれた両家の関係。それが修復される日は・・・・そう遠くはないだろう・・・・。
-----------------------------------FINALへ-----------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する