『オーメン ザ・ファースト』が封切られたので、１作目をDVDで復習してから見て来ました。
1976年の第１作は、「TVか何かで見ていたけれど忘れていた」映画。
DVDも、20年以上前の国内盤初版を買ったまま未開封でした。
今見ると、抜群に面白いです。
� 悒�ーメン』(1976米）
ローマ駐在のアメリカ人外交官ロバート（ｸﾞﾚｺﾞﾘｰ･ﾍﾟｯｸ）は、妻（ﾘｰ･ﾚﾐｯｸ）が死産したことを本人には知らせず、同時刻に産まれて母親がいなかった子どもを自分の息子とした。息子はダミアンと名付けられる。６月６日、午前６時のことであった。
しかし、ダミアンの成長とともに一家のまわりには異常な事件が多発。やがてロバートは、ダミアンが”悪魔の子”であるという衝撃の事実を知る。
…監督リチャード・ドナー、編集スチュアート・ベアード、撮影ギルバート・テイラー、音楽ジェリー・ゴールドスミスという最強の布陣で製作されたオカルト映画の名作。改めて見ましたが傑作でした。
重厚な雰囲気のグレゴリー・ペックと対照的で軽妙（に見える）リー・レミックや、怪しげな写真家役のデビッド・ワーナー、最後に出てくるイスラエルの研究家レオ・マッカーンはコメディ映画の印象が強いけれど、みんな悪魔的な何かを持っているのがミソ。
中でもダミアンの乳母役のビリー・ホワイトローが究極に悪魔的です。
そして、ジェリー・ゴールドスミスのスコア！映画の半分は音楽で出来ていることを改めて認識した作品です。悪魔を讃えるコーラスが素晴らしい。
映画の肝は、”悪魔”の正体もその背景にある組織も実体が分からないままという点にあり。この点は、『ザ・ファースト』では課題となって浮き彫りになります。
★★★★。次に続きます。
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