第323戦、1月17日発売号○【予想】猪木、ハンセンの場外ラリアートで病院送りに【正解】全盛時の猪木に初めて露呈された内臓の不調、猪木&藤波辰巳組vsスタン・ハンセン&ダイナマイト・キッド(80年新日本プロレス鹿屋市体育館)
※参考 2018年1月17日発売号は第19戦●【予想】長州、日テレの生中継で禁断の藤波の名前を出す、PWFヘビー級選手権試合、長州力vsカート・ヘニング(87年全日本プロレス徳山市体育館)【正解】UWF軍団の迎撃が誘発した意外な主役と誤算、UWF代表決定リーグ戦、高田伸彦vs山崎一夫、星野勘太郎&力抜山組vs藤原喜明&木戸修組(86年新日本プロレス熊本市体育館)この時点での対戦成績は19戦5勝14敗、勝率263。
【解説】2週目にして2024年初正解。80年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」第13戦、1月17日ノーテレビの鹿児島県鹿屋市体育館大会。メインイベントは猪木&藤波組の師弟タッグがハンセン&キッド組と対戦する60分3本勝負でテレビマッチ級の好カード。
この試合でハンセンが暴走、1本目、猪木場外に落として、マット上でのドリルアホール・パイルドライバーからフラフラと立ち上がったところをウェスタン・ラリアート一発、これで猪木は失神、場外KOされ戦闘不能状態に。
レフェリーのミスター高橋がゴングを要請し12分47秒、猪木がハンセンに反則勝ち。2本目は藤波が孤軍奮闘、2分25秒に両チームリングアウトの1−1に持ち込んで2−1で猪木&藤波組がスコアの上では勝ちとなりました。
試合後、猪木は強い頭痛を訴えて鹿屋市内の病院に直行、応急処置を受けてホテルに帰りました。ハンセンの「ブレーキの壊れたダンプカー」が猪木を破壊、翌1月18日、長崎県諫早市体育館でのテレビ生中継の試合出場が危ぶまれる状況になって来ました。
猪木は、強い頭痛を訴えて試合後、病院へ直行、応急処置を受けてホテルに戻りましたが、頭痛と腹痛が治まらず、巡業を離れて翌1月18日朝7時50分初の全日空機で1人帰京しました。
力道山が亡くなった病院としても知られる港区赤坂の山王病院を受診、頭部挫傷以外に腸カタルの疑いがあり、電気治療を受けて渋谷区代官山の自宅マンションで静養にあたりました。
1月18日、長崎県諫早市体育館大会のテレビ生中継は猪木は欠場、猪木はロッキー・ジョンソンとのシングルマッチが予定されていましたがカード変更。
メインイベントは坂口征二&ストロング小林&木村健吾組とバッドニュース・アレン&Rジョンソン&マサ齋藤組が対戦した6人タッグマッチ60分1本勝負となり、9分56秒、木村健がRジョンソンを前方回転エビ固めでフォールし、坂口&S小林&木村健組が勝利を飾りました。
セミファイナルは長州力とハンセンのシングルマッチ45分1本勝負、この試合でハンセンは強烈なドロップキックを披露、観客席からは大きなどよめきが起きました。最後は5分19秒、ハンセンがウェスタン・ラリアートから体固めで完勝。ハンセンに死角なしでした。
セミ前が藤波&星野勘太郎組とスティーブ・カーン&キッド組のタッグマッチ45分3本勝負。1本目は13分16秒、キッドが藤波をダイビング・ヘッドバットから体固め、2本目は5分1秒、藤波がキッドをブレーンバスターから体固め、決勝の3本目は4分9秒、Sカーンが星野をショルダーバスターから体固めで破り、2−1でSカーン&キッド組が快勝しています。
猪木は1月21日宮崎県西都市体育館大会から強硬復帰したもののシリーズ最終戦の2月8日東京体育館でエプロンでハンセンのウェスタンラリアートを喰らい、17分12秒、リングアウト負けでNWFヘビー級王座を失いました。
流さんが本文の中で触れていたのは猪木の「全盛期」についての話題ですが、それは人それぞれでありいろんな捉え方があります。流さんの意見としては本稿の80年1月あたりがターニングポイントということです。
猪木は怪我による欠場は頻繁にありましたが内臓に言及したのはこの時が初で、2年後の82年に糖尿病を罹患しますがその予兆となった出来事としています。
※対戦成績は323戦56勝267敗、勝率173。
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