クリスマス映画なのに、ここ地元では3月に公開がずれたことで時期ハズレとなってしまった映画『バイオレント・ナイト』を見て来ました。
B級映画のビジュアルだと思っていたら、ハリウッド・メジャーのユニヴァーサルの作品。
でも中身はちゃんとB級映画でした。
【物語】
クリスマスイブの夜。
家族の集まった大富豪の屋敷に、武装集団が押し入った。彼らの目的は、隠匿してあるという3億ドルもの現金を強奪することだった。
しかし屋敷には、プレゼントを届けに来た本物のサンタクロース(デビッド・ハーバー)がいた。「袋から無限にプレゼントを出す」「良い子と悪い子を見分ける」以外の能力を持たないサンタだったが、人質の少女の純真さに感心し、救出する決心をする。
…仕事にうんざりした酒浸りのサンタが、子どものために孤軍奮闘するという、サンタ版『ダイ・ハード』のような映画です。それだけでも面白くなりそうなのに、脚本があまり面白くないせいか、その分出血量が多いのは蛇足に見えました(ちなみにR+指定です)。
サンタクロースがサンタになる前の意外な姿とか、実はマーベル・ヒーローばりの力を秘めてる設定など、そっち方面を深堀りした方が面白くなりそうなのに。残念。
サンタと女の子の絆と、クズみたいなセレブ家族との対比は皮肉に満ちていてちょっと良かったです。
サンタ役のデビッド・ハーバー、どこかで見たことあると思っていたら、ブラック・ウィドウのお父さんか。★★★。
ログインしてコメントを確認・投稿する