先ず日記の冒頭に、本日2022年12月31日は、ストロング小林さんの一周忌の御命日にあたります。改めて、生前の故人の残した数々の偉業と功績を称え、謹んで哀悼の意を表します。
新日本プロレスとWWWFの提携強化により、74年から4年続けられてきた「ワールド・リーグ戦」に代わり、新しく春の本場所として開催されることになったの「MSGシリーズ」は4月21日、蔵前国技館で開幕。
S小林が坂口征二と入れ替わりにWWWF地区に遠征、シリーズ全戦不参加の為、このシリーズは簡単にダイジェストで振り返るのみとさせて頂きます。
予選トーナメントからの参加外国人レスラーがバグジー・マグロー(マイティ・ブルータス、ザ・ブルート)、ニコリ・ボルコフ、チーフ・ジェイ・ストロンボー(ジョー・スカルパ)、バロン・シクルナ、トニー・ガレア、コロソ・コロセッティ、マーティン・ジョーンズ、ピート・リーブス、レイ・スチールの9選手に外国人ヒールサイドで上田馬之助が出場。
予選トーナメントはシードで決勝リーグ戦から参加がアンドレ・ザ・ジャイアント。リーグ戦外の参加外国人選手がウィリエム・ルスカ、終盤1週間にはWWWFヘビー級王者ボブ・バックランドが特別参加。
日本側は猪木、坂口、藤波辰巳、長州力、星野勘太郎、木戸修、山本小鉄、永源遙、木村健吾、藤原喜明の10選手。
20選手による予選トーナメントを行い、2回戦までを勝ち抜いた5選手が先ず決勝リーグ戦に進出、1回戦敗退者10選手による敗者復活トーナメント枠があり、3回戦までを行い、3選手が敗者復活ブロックから決勝リーグ戦に進出、これに予選シードのアンドレを加えた9人による決勝リーグ戦が行われます。
得点形式が「ワールド・リーグ戦」とは大幅に変化、○勝ち5点、 ◇反則勝ち、☆リングアウト勝ち4点、□不戦勝5点、△引き分け(時間切れ、時間内とも)2点、●◆★■あらゆる負け、▲無効試合、没収試合0点というもの。
リーグ戦得点上位2名による優勝決定戦が5月30日、大阪府立体育会館大会で行われます。
シリーズは4月24日、愛知県体育館では藤波にコロセッティが挑むWWWFジュニア・ヘビー級選手権試合、テレビ中継は4月28日、徳島市立体育館、5月4日、沖縄県那覇市奥武山公園体育館、決勝リーグ戦は5月11日、福岡九電記念体育館からスタート、5月19日、仙台・宮城県スポーツセンター、5月26日、香川県高松市民文化センター、5月30日、大阪府立体育会館。
シリーズ最終戦は6月1日、日本武道館大会。日本武道館大会ではWWWFヘビー級王者バックランドとNWFヘビー級王者猪木のダブル・タイトルマッチが決定しました。当初は「MSGシリーズ」優勝者がバックランドに挑戦というプランもありましたが、前回の「新春黄金シリーズ」2月8日、日本武道館で坂口が前王者スーパースター・ビリー・グラハムに負けており、もう猪木しかいないだろうということでバックランドvs猪木の初対決に決定しました。
全日本プロレスとの興行戦争ですが、全日本プロレスは新日本プロレスと同じ4月21日、後楽園ホールから「エキサイト・シリーズ」が開幕。次期NWA世界ヘビー級王者の有力候補と言われるリック・フレアーが前半戦特別参加、他ディック・マードック、NWA世界ジュニア・ヘビー級王者のネルソン・ロイヤル、アル・マドリル、ドン・ケント、ジノ・ヘルナンデス、キム・ドクが外国人ヒールサイドとして参加。後半戦特別参加がパット・オコーナーという地味な顔触れ。
4月27日、青森県野辺地町立体育館ではフレアーが鶴田のUNヘビー級王座に挑戦、シリーズ最終戦の5月11日、大阪府立体育会館では大木金太郎&ドク組のインターナショナル・タッグ王座に馬場&鶴田組が挑戦する他、ロイヤルにマドリルが挑戦する外国人同士のNWA世界ジュニア・ヘビー級選手権試合が行われます。
その後2週間のオフを経て、5月26日、後楽園ホールから初夏の陣「スーパー・パワー・シリーズ」が開幕、ビル・ロビンソン、国際プロレスから引き抜かれたキラー・トーア・カマタ、マリオ・ミラノ、アルビン・スミス、ドミンゴ・マラビラ(ラウル・カステロ)の外国人選手が参加。6月15日、埼玉県草加市ヤコウスケートセンター・プール場が最終戦となります。
共に東京の大会場での開催はなく主要会場でのニアミスは「エキサイト・シリーズ」は全日本が最終戦の5月11日、新日本が優勝決定戦を19日後の5月30日に開催。
「スーパー・パワー・シリーズ」とは新日本が5月20日、秋田県立体育館、全日本が12日後の6月1日、秋田市立体育館大会を開催。秋田は最大収容人員が県立体育館が6,000人収容、市立体育館が4,500人と違います。
4月21日は新日本プロレスが蔵前国技館、全日本プロレスが後楽園ホールという同日同時刻開催となりましたが、会場規模が違うので比較は困難かと思います。
開幕戦の前日、4月20日、新宿・京王プラザホテルで「MSGシリーズ」開幕戦前夜祭のレセプションが行われていますが、席上、西ドイツのWWU世界ヘビー級王者、プロモーター兼エースレスラーであるローラン・ボックが突如来日してレセプションの席上に姿を現し、「11月に予定されているツアー『欧州世界選手権シリーズ』に猪木を招聘したい」とオファーしています。
さて、新日本プロレスの「MSGシリーズ」開幕戦、4月21日、蔵前国技館(テレビ収録、観衆9,000人発表)大会。私はこの興行は生観戦しています。当日、関東地区はプロ野球中継であり、当日午後11時40分からのディレイ放送でした。ですから会場から帰ってきて当日に試合を見ることが出来た訳です。
開幕戦を飾る2代公式戦、(予選トーナメントは30分1本勝負)まずは藤波と上田の初対決。藤波はこの日より、入場テーマ曲をオリジナルの「ドラゴン・スープレックス」(JOE演奏)を使用して入場、藤波のドラゴン・ロケットを上田は場外で、本部席にあったゴングを持って迎撃するという暴挙に出て、4分2秒、藤波の反則勝ちとなり、藤波が2回戦に進出しています。
続くメインイベント、猪木vs坂口の3年ぶりの公式戦は30分時間切れ引き分け、再試合の10分も時間切れとなり、後日再戦かと思いきや猪木がマイクを持って、「坂口、無制限でやろう!」とアピール、坂口もこれに応えて時間無制限1本勝負で再々試合が実現。
場外に落ちた坂口に猪木がコーナーポスト最上段から3mはあろうかと言うリング下の坂口めがけフライング・ニードロップ。猪木は素早くリングに上がり、再々試合は1分12秒、リングアウトで猪木の勝利に終わりました。
合計41分12秒、猪木が坂口との3年ぶりの対決を制して2回戦に進出しています。
他には小鉄とBマグローの予選トーナメント1回戦が行われ、5分38秒、体固めでBマグローがフォール勝ちし2回戦に駒を進めました。
※観戦チケットをアップ致しました。
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