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2022年12月21日23:43

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ストロング小林さん追悼(349)

78年新日本プロレス「ビッグ・ファイト・シリーズ」参加外国人選手プロフィールの続きです。

カナダ国旗をあしらった全身コスチューム姿のマスクド・カナディアン、正体は前77年8〜10月の「闘魂シリーズ」に初来日したロディ・パイパー。

Mカナディアンは日本向けに作られた即席マスクマンではなく、日本から帰国したパイパーは主戦場としていたロサンゼルスのリングでマスクマンに変身。77年11月4日、オリンピック・オーデトリアムで素顔でもライバル関係にあったチャボ・ゲレロを破ってアメリカス・ヘビー王座を獲得。

12月9日、同所でゲレロ兄弟の次男、アーマンド・ゲレロに敗れてベルトを失うも、翌週の12月16日にアーマンドを破り1週間でカムバック。

78年1月27日に、オリンピック・オーデトリアムで4日前の1月23日、ニューヨークMSGでカルロス・ホセ・エストラーダを破りWWWFジュニア・ヘビー級王者になったばかりの藤波辰巳の同王座への初防衛戦の相手を務め、30分9秒、飛龍回転固め(前方高角度回転エビ固め)でフォール負けを喫しています。 

2月10日、同所でゲレロ兄弟三男のヘクター・ゲレロに敗れてアメリカス・ヘビー級王座から転落。これは日本遠征の為にベルトを落としたと考えるのが妥当でしょう。チャボ、アーマンド、ヘクターのゲレロ三兄弟とアメリカス・ヘビー級王座を巡り抗争を展開しました。 

「流星」ロン・スターは76年2〜3月の「ビッグ・ファイト・シリーズ」以来2年ぶり2度目の来日。

前回の来日から帰国後は、オクラホマ、ルイジアナを中心としたNWAトライステート地区入りし、12月2日、ルイジアナ州ニューオリンズでパット・バレットを破りNWA世界ジュニア・ヘビー級王座を獲得、4日後の12月6日、オクラホマ州タルサでネルソン・ロイヤルに敗れて転落し、短命王者に終わるも初来日時よりはキャリアアップを遂げていました。

ロベルト・ソトはマスクド・スーパースター同様、前77年3月「第4回ワールド・リーグ戦」以来1年ぶり3度目の来日、前回の来日ではジョニー・パワーズの棄権による不戦勝はありましたが、自力で永源遙、トニー・チャールス、エンリケ・ベラ・ロドリゲスを破って4点を獲得、木戸修、永源、格上だったチャールスを上回りました。

小狡い試合運びの上手さには定評があり、メインイベントのタッグマッチにもしばしば起用されています。今回もシリーズの要となるか。

マスクド・スーパースターのマネージャーとして来日するグレート・マレンコは現役としては74年10〜12月の「闘魂シリーズ第2弾」が最後の来日で、今回来日するソトと一緒でした。本名ラリー・サイモン、1933年6月28日、ニュージャージー州ニューアーク出身の当時44歳。

「チェーンデスマッチの鬼」としてボリス・マレンコのリングネームで活躍、また稀代のシューターとしても知られている強豪。フロリダ州在住でカール・ゴッチとは親交が深い。初来日は65年1月の日本プロレス、73年5月には全日本プロレスの「ブラック・パワー・シリーズ」に再来日しています。

76年ノースカロライナ州を中心としたNWAミッドアトランティック地区でビル・イーディがボロ・モンゴルからMスーパースターに変身した時、プレーイングマネージャーとなり、今回の来日となりました。

日本側は藤波の凱旋帰国シリーズなのは既に書いた通りですが、坂口征二がニューヨーク、WWWF地区に遠征し日本を留守に。坂口の同地区でのサーキットはこれが初めてとなり、ストロング小林はヘビー級のナンバー2の重責を担うことになります。  

シリーズのタイトルマッチは最終戦の3月30日、蔵前国技館のみ、猪木にMスーパースターが挑戦するNWFヘビー級選手権試合と藤波にカネックが挑むWWWFジュニア・ヘビー級選手権試合を開催、新日本プロレスとしては1つの興行で2つのタイトルマッチを行うのは団体初。

全日本プロレスとの興行戦争ですが、全日本プロレスは春の祭典「第6回チャンピオン・カーニバル」をこの年1か月前倒しで3月4日、埼玉県熊谷市民体育館で開幕させます。

アブドーラ・ザ・ブッチャー、ドン・レオ・ジョナサン、キング・イヤウケア、ブラック・テラー(タンク・パットン)、テッド・デビアス、ルーク・グラハム、フランク・モレルの外国人選手が参加、ややオールドネームが目立つか?

日本側は馬場、鶴田、ザ・デストロイヤー、グレート小鹿、大熊元司の他、ロッキー羽田が初参加、天龍源一郎、高千穂明久は海外に出ており不参加、他に大木金太郎が3年連続参加でキム・ドクが待望のリーグ戦初参加。

この年も総当たりリーグ戦で上位2名による優勝決定戦が4月7日、仙台・宮城県スポーツセンターで行われます。東京の大会場での開催はなく、都内は後楽園ホールが3月5日と24日の2回開催。主要会場でのニアミスはありませんでした。

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