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2022年12月15日07:32

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ストロング小林さん追悼(342)

78年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」九州サーキットはタイガー・ジェット・シン&上田馬之助のヒール人気で大入りが続き、まさに「シン、上田様々」といったところ。

本州に戻り、1月25日は山口県下松(くだまつ)市体育館(観衆2,700人満員発表)大会。

メインイベントは地元山口県徳山市(現在の周南市)出身の長州力が猪木とタッグを結成、上田&ジェリー・ブラウン組と対戦。

1本目は14分31秒、長州がJブラウンを体固め、2本目は3分5秒、上田が長州を体固め、決勝の3本目は2分28秒、日本組が反則勝ちを拾い、2−1で猪木&長州組が辛勝に終わっています。

セミファイナルは坂口征二とシンのシングルマッチ45分1本勝負で僅か4分15秒、シンが体固めでフォール勝ち。1月20日の鹿児島大会のテレビ生中継ではシンと互角に渡り合った坂口でしたが、ノーテレビの地方大会では大体がこんな感じの結果になることが多いです。

ストロング小林はセミ前にバディ・ロバーツを10分11秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち、ベニー&ビリーのマクガイヤー・ブラザーズは山本小鉄&荒川真(ドン)組と対戦、3分12秒、ベニーが荒川を体固めでフォールしました。

藤原喜明とサイレント・マクニーのシングルマッチは10分16秒にエビ固めで藤原の勝利。バッファロー・アレンは木戸修を11分12秒、逆エビ固めで破りました。

第18戦は1月26日、兵庫県姫路市厚生会館(観衆3,600人満員発表)大会。

メインイベントは猪木&木戸組がシン&Bロバーツ組と対戦、1本目は13分24秒、シンが木戸をコブラクロー、2本目は7分42秒、猪木がシンに反則勝ち、決勝の3本目は2分20秒、猪木がBロバーツを体固めで破り2−1で猪木&木戸組が勝利を飾りました。

セミファイナルはS小林と上田のシングルマッチ45分1本勝負で4分48秒に両者リングアウトの引き分け。

セミ前は坂口とJブラウンの一戦で11分2秒、逆片エビ固めで坂口がギブアップ勝ち、ベニー&ビリーのマクガイヤー・ブラザーズは長州&星野組と対戦、3分16秒、ベニーが星野を体固め。姫路に近い神戸が地元の星野でしたが、この日はマッチメイクに恵まれずマクガイヤー相手のジョバーを務めました。

木村健吾はマクニーを9分44秒、逆エビ固めで降しています。アレンは藤原を7分31秒、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップさせました。

1月23日(現地時間)ニューヨークMSGでミル・マスカラスに辛くも反則勝ちしWWWFヘビー級王座を防衛したスーパースター・ビリー・グラハムでしたが、その僅か2日後の1月25日、フロリダ州マイアミビーチ・オレンジボウル・スタジアムで、全日本プロレス遠征から帰国したNWA世界ヘビー級王者、ハーリー・レイスとの史上初となるダブル・タイトルマッチを行っています。

全日本プロレス帰りのレイスとこれから新日本プロレスに遠征するグラハムがダブル・タイトル戦で対戦、WWWF王者がブルーノ・サンマルチノだった時代には実現しなかったビッグプランでした。

この日試合から、81年位までは新日本プロレス、全日本プロレスのリングとNWA、WWWFマットの動きがリンクする、夢のような時代が到来することになります。

試合は60分3本勝負、1本目は30分11秒、グラハムがベアハッグで先制、2本目は20分33秒、レイスが体固めで返し、2本目が終了した時点で残り試合時間は10分足らずとなり、3本目は60分時間切れとなり1−1で共にタイトル防衛に成功しています。

私はあるイベントでこの試合の動画(ダイジェスト版)を観る機会がありましたが、試合巧者のレイスが自分でゲームメイキングをして、不器用なグラハムを60分引っ張って持ち上げてあげた試合でした。

難関を突破したグラハム、次はいよいよ新日本プロレスのリングで坂口とのタイトルマッチです。

「新春黄金シリーズ」第19戦、1月27日、愛知県体育館(テレビ生中継、観衆9,700人超満員発表)大会。

メインイベントは因縁深まる北米タッグ選手権試合、坂口&S小林組に前王者チーム、シン&上田組が挑戦。

シン&上田組の反則猛攻が炸裂、1本目は12分31秒、上田がフォロワーとした悪役日本人レスラーの元祖、シャチ横内式の十字チョップ、さらにレフェリーの死角を突いての急所攻撃からS小林をエビ固め、2本目は8分12秒、S小林がシンに反則勝ち、決勝の3本目は3分58秒、両チームリングアウトとなり、1−1で坂口&S小林組が3度目の防衛に成功していますが、王者組は1本もフォール、ギブアップは奪えず屈辱の防衛となりました。

両チームは2月2日、札幌中島スポーツセンター大会2連戦初日でベルトを賭けて再戦が行なわれます。

この日上田は2月8日、日本武道館での猪木戦のルールをリング下に五寸釘ボードを埋め尽くした上で闘う「ネイル・デスマッチ」を提案、テレビ生中継で放送席にやってきて手描きのフリップを使って内容を説明、背筋も凍る試合方法にテレビ視聴率者は戦慄を覚えました。

テレビ中継はメインと上田のアピールを放送しました。セミファイナルの猪木&長州組とJブラウン&Bロバーツ組のハリウッド・ブロンドスのタッグマッチ45分1本勝負は中継には入らず。13分51秒、猪木がBロバーツを体固めで破りました。

ベニー&ビリーのマクガイヤー・ブラザーズは星野&木戸組と対戦、2分40秒、ビリーが星野を体固め、アレンはマクニーを5分21秒、体固めで破っています。

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