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2022年12月08日22:53

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ストロング小林さん追悼(336)

78年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」は1月6日、神奈川県川崎市体育館で開幕。

参加外国人選手はタイガー・ジェット・シン、ジェリー・ブラウン&バディ・ロバーツのハリウッド・ブロンドス、ベニー&ビリーのマクガイヤー・ブラザーズ、当初はガマ・シンの参加が発表されていましたが、負傷の為来日がキャンセルとなり、代わりにシンの推薦でサイレント・マクニーが初来日。

1月13日、岡山武道館から上田馬之助が参戦、そして、新日本プロレスに初のWWWFヘビー級王者が登場、第7代王者、スーパースター・ビリー・グラハムが終盤戦に特別参加が決定。新日本プロレスファンには朗報でした。

エースのシンは前77年6〜8月の「アジア・チャンピオン・シリーズ」以来5か月ぶりの来日、前回は6月29日、大阪府立体育会館で坂口征二を2−1で破りアジア・ヘビー級王座を防衛、7月15日、札幌中島スポーツセンターでは上田と組んで坂口&ストロング小林組からアジア・タッグ王座を獲得。

7月21日、仙台・宮城県スポーツセンターではS小林とアジア・ヘビー級王座を賭けて対戦しS小林の攻撃に苦戦しましたが反則勝ちを拾って2−1で防衛。7月28日、福岡九電記念体育館で坂口&S小林組に敗れ北米タッグ王座のベルトを失いました。

今回も上田が途中から一緒であり、北米タッグ王座の奪回はもちろんのこと、前回はザ・モンスターマン戦の前で、一騎討ちが実現しなかった猪木のNWFヘビー級王座を狙っての来日となります。

Jブラウン&Bロバーツ組のハリウッド・ブロンドスは76年5〜6月の「ゴールデン・ファイト・シリーズ」以来1年7か月ぶりの来日、新日本プロレス登場は3度目。

前回は76年6月4日、札幌中島スポーツセンターで坂口&S小林組の北米タッグ王座に挑戦、1−1から両チームリングアウトで引き分けていますが、今回は同王座への挑戦は残念ながらありませんが、実力者チームだけに猪木、坂口、S小林を苦しめることは間違いなしです。

新日本プロレスに初参戦した75年8〜10月の「闘魂シリーズ」で猪木が左膝蜂窩織炎の為シリーズを長期欠場、新日マットを蹂躙した強さはやや薄れてはいましたが、坂口&S小林組が苦手とするチームだけにシン&上田馬之助組ばかりに気を取られてはいると足元を掬われかねないチームです。

「2人合わせて600kg」双子の超巨漢チーム、マクガイヤー・ブラザーズは75年の「新春黄金シリーズ」以来3年ぶり3度目の来日。74年1月の同シリーズでの初来日ではバラエティ番組に引っ張りだこで社会現象になり、単にプロレスのジャンルに留まらず幅広い話題を集めました。

ポケバイに乗ってリングサイドを一周して入場、ロープが跨げないからサードロープから寝転んでリングインしユーモラスな試合ぶりと愛嬌のあるビジュアルでファンに愛されています。 

試合は若手・中堅相手のハンディキャップマッチが主体でしたが74年2月8日、茨城県牛久市東洋大学付属高校体育館では猪木&坂口組の黄金コンビと対戦、猪木は300kgのマクガイヤーを腹に乗せてブリッジして見せ、観客を驚嘆させ2−0で猪木&坂口組がストレート勝ちをしています。

2度目の来日の75年2月6日、大田区体育館では、猪木がマクガイヤーと1対2の逆ハンディキャップマッチを行い、ベニーを巴投げで投げて、コーナーポスト最上段からフライング・ニードロップを決め、6分16秒に体固めで猪木がフォール勝ちしました。

今回はシン&上田、ハリウッド・ブロンドスが一緒でありメイン戦線には出て来づらいかと思いますが、日本のファンを楽しませてくれることでしょう。

ガマ・シンの代打で初来日が決定した「静かなる男」サイレント・マクニーは本名ブライアン・マクニー、1948年9月10日、カナダ・オンタリオ州ハミルトン出身の当時29歳。183cm、110kg。

カナダを主戦場としており、リングネームからも解るように言葉が不自由という聾唖者のプロレスラーです。障がいを乗り越えて高校卒業後に馬場、シン、アドリアン・アドニスの指導者として知られるトロント在住のフレッド・アトキンスに師事。兄弟子であるシンの推薦によって初来日が実現しましたが実力は未知数と言えます。(この項続く)
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