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2022年12月06日21:18

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ストロング小林さん追悼(334)

新日本プロレスの77年「闘魂シリーズ第2弾」の終盤戦とほぼ時を同じくして開催された全日本プロレスの創立5周年記念「世界オープン・タッグ選手権」。

日本プロレス史上の中でも歴史に残るシリーズとして現在も語り継がれている名シリーズですが、全日本プロレスvs国際プロレスの「全軍対抗戦」が終了した翌日の12月2日、後楽園ホール(テレビ収録、観衆3,200人超満員発表)で開幕。

ドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクス、馬場&鶴田組、アブドーラ・ザ・ブッチャー&ザ・シーク組、ビル・ロビンソン&ホースト・ホフマン組、大木金太郎&キム・ドク組、ラッシャー木村&グレート草津組、ザ・デストロイヤー&テキサス・レッド組、天龍源一郎&ロッキー羽田組、マイティ井上&高千穂明久組の9チームがエントリー。

開幕の戦メインイベントは馬場&鶴田組がブッチャー&シーク組の地上最悪コンビと対戦、ブッチャーのジャンピング・エルボードロップに馬場が体固めで敗れました。

馬場&鶴田組をテリーが救援に入りましたがブッチャー&シーク組に返り討ちに遭い、凶器攻撃で額から流血させられた揚げ句、ロープで首を絞められて苦悶の表情、このシーンがテレビで放送され、このテリーの「やられっぷり」でファンクスが地上最悪コンビにリベンジするというストーリーが出来上がり、シリーズの大成功は約束されたようなものでした。

12月6日、福岡九電記念体育館(テレビ収録、観衆6,900人超満員発表)ではファンクスとロビンソン&ホフマン組による米・欧タッグ頂上対決が組まれ45分時間切れ引き分け。

公式戦以外にも「夢のシングルマッチ」として2年前の「オープン選手権」の名残を感じさせるドリームマッチが連日実現、12月7日、福井市体育館(観衆6,500人超満員発表)大会ではドリーとロビンソンが対戦し30分時間切れ引き分け。テリーとR木村は両者リングアウトの引き分け。

12月10日、仙台・宮城県スポーツセンター(テレビ生中継、観衆6,000人超満員発表)大会では、メインイベントでブッチャー&シーク組と大木&ドク組が公式戦で対戦、ブッチャーがジャンピング・エルボードロップでドクからフォール勝ち。

セミファイナルは全日本プロレス対国際プロレスタッグ頂上対決、馬場&鶴田組とR木村&草津組の公式戦が実現、14分30秒、馬場がカウンターの16文キック2連発からの片エビ固めで草津を倒しました。

12月14日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆7,500人超満員発表)大会では優勝の行方を大きく左右する注目の3大公式戦が実現。

ファンクスと馬場&鶴田組は45分時間切れ引き分け、ロビンソン&ホフマン組とブッチャー&シーク組はシークがロビンソンにリングアウト勝ち。

4人が4人とも純然たる初対決となった大木&ドク組とR木村&草津組は両チームリングアウトの無得点試合。

最終戦を前に、優勝の可能性を残すのは得点12点のファンクス、ブッチャー&シーク組、得点11点の馬場&鶴田組の3チームとなりました。

シリーズ最終戦、力道山の14回目の命日にあたる12月15日、蔵前国技館(テレビ収録、観衆12,000人超満員発表)大会。

先ずはセミファイナルの馬場&鶴田組と大木&ドク組の公式戦は13分39秒、馬場がランニング・ネックブリーカードロップからの体固めでドクを破り、馬場&鶴田組が13点となりメインイベントの結果待ち。

メインイベントはファンクスvsブッチャー&シーク組の遺恨対決、この試合、ブッチャーがフォークでテリーの左上腕部を刺すという残虐なシーンはありましたがテリーがこれを耐え、ドリーに繋いで、14分40秒、シークが凶器でレフェリーのジョー樋口を殴りドリーの反則勝ち、ファンクスが14点で優勝を果たしました。

ブッチャー&シークの凶器攻撃に耐え抜いたテリーが全日本プロレスのスーパースターとなった記念すべき大会でした。

ご覧の通り、全日本プロレスの「世界オープン・タッグ選手権」は満員、超満員の連続でした。満員にならなかったのは従前より集客に苦戦していた12月3日、愛知県体育館の4,500人発表位ですが、愛知県体育館での新日本プロレスの「闘魂シリーズ第2弾」の興行はなし。

「闘魂シリーズ第2弾」とのニアミスは広島県立体育館が新日本プロレスが11月29日、猪木vsグレート・アントニオの前哨戦、坂口征二&長州力組vsパット・パターソン&ウィリエム・ルスカ組で2,500人発表、全日本プロレスが6日後の12月5日で大木&ドク組vsザ・デストロイヤー&テキサス・レッド組、R木村&草津組vsロビンソン&ホフマン組、馬場&鶴田組vs天龍&羽田組の3大公式戦で4,900人満員発表、ダブルスコアに近い数字。

大阪府立体育会館が新日本プロレスが12月1日、猪木vsパターソンのNWFヘビー級選手権試合の他、坂口vsアントニオ、長州vsルスカで5,300人発表、13日後の12月14日、全日本プロレスは7,500人超満員発表。

福井市体育館が新日本プロレスは12月2日、猪木&長州組vsクルト・フォン・ストロハイム&スティーブ・ライト組、ストロング小林vsパターソンで2,500人、5日後の12月7日の全日本プロレスは6,500人といささか盛り過ぎな感はありますが超満員発表。

最終戦、蔵前国技館が新日本プロレスが12月8日、猪木vsアントニオ、坂口&S小林組vsパターソン&Sライト組の北米タッグ選手権試合、ルスカvsバッファロー・アレンの柔道ジャケットマッチで9,000人発表、1週間後の12月15日全日本プロレスは12,000人超満員発表。

これはもう勝負あったで、全日本プロレスの「世界オープン・タッグ選手権」が新日本プロレスの「闘魂シリーズ第2弾」を完全に凌駕してしまいました。新日本プロレスの完敗でした。
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