77年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」終盤戦はストロング小林は2月2日、大阪府立体育会館でのタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組との北米タッグ選手権試合で受けた左腕の負傷が元で欠場。
当初は左腕骨折という衝撃的な報道も為されましたが、左肘関節脱臼という診断でした。
大阪から日本列島を北上して東北へと移動、第23戦は2月4日、岩手県花巻市民体育館(観衆3,500人満員発表)大会。
メインイベントは猪木&木戸修組がスタン・ハンセン&ピート・ロバーツ組がと対戦。1本目は12分39秒、木戸がPロバーツをエビ固め、2本目は2分52秒、ハンセンが木戸を体固め、決勝の3本目は3分50秒、猪木がPロバーツを体固めに決めて2−1で猪木&木戸組の快勝。
セミファイナルは坂口征二とシンのシングルマッチ45分1本勝負で9分15秒、体固めでシンのフォール勝ち。猪木が戻ってくればやっぱり…といった感じです。
永源遙はブルータス・ムルンバを10分49秒、逆エビ固めでギブアップ勝ちを収めています。
北米タッグ王者となった上田は巡業には参加しておりません。最終戦の日本武道館までは温存しておく新日本プロレスのフロントの作戦です。
第24戦、2月5日、青森県八戸市体育館(テレビ収録、観衆5,500人超満員発表)大会。
メインイベントは猪木&星野勘太郎組vsシン&ムルンバ組、1本目は20分55秒、シンが星野を体固め、2本目は9分38秒、星野がムルンバを体固め、決勝の3本目は1分40秒、猪木がムルンバを体固め、2−1で猪木&星野組が快勝しました。
セミファイナルは坂口とハンセンのシングルマッチ45分1本勝負で対戦、9分8秒、坂口のリングアウト勝ち。Pロバーツは藤原喜明を8分23秒、体固めで撃破しています。
第25戦、2月6日、岩手県久慈市民体育館(観衆2,000人発表)大会。メインイベントは猪木とハンセンの今シリーズ4度目のシングルマッチ60分1本勝負で、11分7秒、逆さ押さえ込みで猪木が丸め込みでハンセンからフォール勝ち。
セミファイナルは坂口&永源組とシン&ムルンバ組のタッグマッチ45分3本勝負。1本目は16分51秒、坂口とシンが両者リングアウトで1−1。決勝の2本目は2分27秒、シンが永源を体固めで破り2−1でシン&ムルンバ組に軍配が上がりました。
Pロバーツは星野とシングルマッチで対戦、11分47秒、エビ固めでフォール勝ちを飾っています。
2月7日、岩手県一関市体育文化会館(テレビ収録、観衆3,000人満員発表)大会。メインイベントは猪木&坂口組の黄金コンビが初タッグ結成となるシン&ハンセン組と対戦する豪華カード。
1本目は23分18秒、猪木がシンに反則勝ち、2本目、シンが猪木を羽交い絞め、そこへハンセンがウェスタン・ラリアット一閃、しかしこれは猪木が寸前のところで交わし、ラリアットはシンの喉元を直撃。そこをすかさず猪木がシンに覆い被さり、何とカウント3。7分26秒、猪木がシンを体固めでフォールし2−0で猪木&坂口組がストレート勝ち。
この試合はシリーズ最終戦、2月10日、日本武道館大会の後に放送されていますが(2月25日放送)、試合自体は3日前に行われており、ハンセンが取られるのが順当と考えます。
しかし、ハンセンではなくNWFヘビー級のタイトルコンテンダーであるシンが取られているのがポイントで、新日本プロレスがハンセンを外国人レスラーの今後の柱として育成していこうという考えだったと思いシンもそれを理解した上でフォール負けを了承したものと思われます。
セミファイナルは木戸とPロバーツのシングルマッチで11分36秒、Pロバーツが木戸を回転エビ固めで降しました。終盤に来てPロバーツは星野、木戸を連破、実力者ぶりを如何なく発揮しています。
星野はムルンバを12分25秒、ラクダ固め(キャメルクラッチ)でギブアップさせています。
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