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2022年06月28日21:21

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ストロング小林さん追悼(173)

75年新日本プロレス「闘魂シリーズ第2弾」後半戦特別参加の「妖鬼2世」グレッグ・バレンタインは5〜6月の「ゴールデン・ファイト・シリーズ」に初来日して以来5か月ぶり2度目の来日。

初来日時は父ジョニーを彷彿とさせるエルボードロップ、24歳という若さでイキのいい試合を見せて高評価を得て、短いスパンでの再来日が決まりました。ストロング小林とはシングルマッチで何度か対戦し、両者リングアウトと負け。猪木、坂口征二にも善戦健闘。再来日で成長の後を見せられるか注目です。

そして終盤1週間に特別参加するのが待望の新日本プロレス初登場、「人間風車」ビル・ロビンソン、1938年9月18日、イギリス・マンチェスター出身、10代の頃からウィガンにある「蛇の穴」ビリー・ライレー・ジムでキャッチ・アズ・キャッチ・キャンと言われるキャッチ式レスリングを学びプロレス入り。

68年4月、国際プロレスの「日欧チャンピオン決戦シリーズ」に初来日、人間風車と言われたダブルアーム・スープレックスを日本初公開。欧州武者修行出発前の小林省三と何回か対戦していますが、寄せ付けず圧勝。(以下記載の来日は全て国際プロレス)

同年11月、「ワールド・チャンピオン・シリーズ」(第1回IWAワールド・シリーズ)に再来日、決勝リーグ戦で豊登、ジョージ・ゴーディエンコと三つ巴の死闘を展開し優勝。国際プロレスのフラッグシップタイトルとなる初代IWA世界ヘビー級王者に認定されました。翌年1月から半年間、「青い目の外国人エース」として夫人を伴い日本に生活の拠点を移して活躍。

70年3月、「ワールド・チャンピオン・シリーズ」(第2回IWAワールド・シリーズ)に1年ぶりに3度目の来日を果たし、5月14日、台東体育館でS小林を2−1で破り、2連覇を飾りましたが、最終戦の5月19日、仙台市レジャーセンターでサンダー杉山に1−1からエプロン・カウントアウト負けを喫しIWA世界ヘビー級王座から転落しました。

71年3月、「第3回IWAワールド・シリーズ」に参戦、この年はモンスター・ロシモフ(アンドレ・ザ・ジャイアント)、カール・ゴッチと決勝リーグ戦を争いましたが、予選リーグ戦の持ち点数の差でロシモフに優勝をさらわれ、3連覇成らず、しかしゴッチとの夢のシングルマッチが実現しマニアを喜ばせました。

国際プロレスの吉原功社長との縁でバーン・ガニアと接点が出来、72年からはアメリカに移住しAWAでファイト。同年9月の「ダイナマイト・シリーズ」に来日、風貌もパーマをかけたセミロングヘアとなり、アメリカンスタイルにイメチェン。

9月28日、北九州市小倉区三萩野体育館でS小林のIWA世界ヘビー級王座に挑戦し1−1から両者リングアウトの引き分けに終わりました。S小林退団以降も国際プロレスに登場、74年5月の「ダイナマイト・シリーズ」では6月3日、後楽園ホールでS小林が退団の為返上していったIWA世界ヘビー級王座決定戦で日本代表のR木村を2−1で破り4年ぶりに王座返り咲き。(8月16日、コロラド州デンバーでスーパースター・ビリー・グラハムに敗れて転落したとされている)

直近の来日は74年11月、「ワールド・チャンピオン・シリーズ」。11月20日、蔵前国技館でガニアのAWA世界ヘビー級王座に挑戦、1−1からガニアのバックドロップが共倒れとなり、両者カウントアウトの引き分け。

ロビンソンはAWAを離れる決意をし、フロリダへ転戦。今回フロリダ在住のゴッチのブッキングにより新日本プロレスに初参戦が決定。ついに猪木との夢の初対決が12月11日、蔵前国技館で実現。(NWF世界ヘビー級選手権試合)猪木にとってはゴッチ以外では久しぶりの正統派外国人レスラーとのベルトを賭けた大一番となりました。

また、前74年の「闘魂シリーズ第2弾」で開催された若手の登竜門「カール・ゴッチ杯争奪リーグ戦」の第2回大会もこのシリーズ行われます。第1回は藤波辰巳が優勝、海外武者修行の切符を手にしています。

出場選手は前年度準優勝の小沢正志(キラー・カーン)、 藤原喜明、木村たかし(聖裔、健吾)荒川誠(真、ドン)、大城大五郎、栗栖正伸、小林邦昭の7選手。優勝決定戦は12月7日、愛知県刈谷市体育館で行われます。
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