88年「エキサイト・シリーズ」3月9日、横浜文化体育館大会、セミファイナル以下の模樣をお伝えします。タイガーマスク猛虎七番勝負最終戦(45分1本勝負)、前回の第6戦が前87年7月19日、後楽園ホールでのテッド・デビアス戦。(9分18秒、ジャーマン・スープレックスホールド)でタイガーマスクが大物デビアスを撃破、以来8か月と間隔が空いてしまいました。
当初の予定では87年10月6日、日本武道館で第3戦と同じリック・フレアーと対戦すると発表されていましたが、フレアーの来日キャンセルにより中止。代わりに「完全無欠のエース」鶴田と対戦が決定。
タイガーマスクはジャンボ・ラリアットをかわしてバックを取り、鶴田の巨体をジャーマン・スープレックスホールドで投げようとしましたが、鶴田は腰を落として踏ん張りエルボーでカット、首筋ヘエルボーバットを放ってからバックに回り、バックドロップを決め14分38秒、片エビ固めでフォール勝ち。内容でも鶴田の圧勝でした。
試合後、報道陣にコメントを求められた鶴田は「タイガーは何でも出来るのだから、後は自分の試合のリズムを完成させること」とアドバイスをしています。タイガーマスク猛虎七番勝負は●谷津嘉章、○フランク・ランカスター、●フレアー、○阿修羅・原(反則勝ち)、●天龍、○デビアス、●鶴田と7戦3勝4敗で1つの負け越しで終了。
セミ前の谷津とテリー・ゴディのシングルマッチ45分1本勝負。谷津はゴディがパワーボムにきたところをリバース・スープレックスで切り返し20分25秒、3カウントが入り体固めでフォール勝ち。呆気ない終わり方でした。勝った谷津は「拍子抜けしたけど(ゴディは)やりやすかった。ピン(フォール勝ちを)が一番!」とコメント。ゴディはもう少しガンガンいって欲しかったです。
アジア・タッグ選手権試合 石川敬士&マイティ井上組に天龍同盟、サムソン冬木&川田利明組のフットルースが挑戦した60分1本勝負。過去2回、同一カードによる同王座戦は挑戦者チームが若さと勢いで攻め込みながらもベテラン王者チームのインサイドワークと試合運びにしてやられフットルース2連敗、3度目の正直なるか?
王者チームはまたしても老獪な連係でフットルースを翻弄、石川が川田を場外に落とし、M井上と2人がかりでリング上に1人残った冬木を攻撃。
M井上が冬木をコーナーに飛ばしてタックル。これを冬木はキックでかわし回転エビを狙いましたが、M井上は倒れず冬木へパンチ攻撃。そこへ場外からカムバックしてきた川田が攻撃。川田がコーナーポスト最上段からM井上に飛びついて回転エビ固めを決め17分41秒、カウント3、川田がM井上を回転エビ固めに決めてのフォール勝ち。ベルト移動、フットルースがタイトルを獲得しています。
勝った冬木は「負けたら前座に戻るところだった」と苦しかった胸の内を明かしてました。
これで、全日本プロレスが所管しているタイトルのうち、PWFヘビー級、UNヘビー級、PWF世界タッグ、アジア。タッグの4つの王座が天龍同盟のモノになっています。
全日本プロレス本隊対国際血盟軍、馬場&渕正信組vsラッシャー木村&鶴見五郎組の一戦、鶴見は渕にレフェリーの死角を突いてチェーンを使ってのパンチ攻撃から足をロープにかけてエビ固め。10分11秒、鶴見が渕を反則プレイながらエビ固めでフォール勝ち。
原とロッキー・イヤウケアのシングルマッチは3分56秒、ブレーンバスターからの片エビ固めで原が完勝、ジョン・テンタはジョー・ディートンとシングルマッチで対戦し7分23秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ勝ち。ザ・グレート・カブキはジェリー・オーツを6分1秒、首固めで撃破。
高木功&田上明組の大相撲出身新人コンビとジョーディーンのマレンコ兄弟の注目のタッグマッチは12分28秒、高木がエルボードロップからの体固めでディーンを破り巨体を誇る日本組の勝利。このあたりのマッチメイクは「いくらサブミッションの技術に長けていても、身体の大きな選手には通用しない」という馬場のUWFに対するアンチテーゼと言っていいでしょう。
ジャパンプロレスとカルガリー・ハリケーンズで敵対関係にあった元新日本プロレスの仲野信市と高野俊二がタッグを結成、ベテラン、大熊元司&永源遙組と対戦、6分4秒、仲野が永源を首固め。仲野はタイガーマスクと組んでいますが、タイガーマスクはアジア・タッグ王座は狙ってはおらず、仲野&高野組がフットルースのアジア・タッグ王座に狙いをつけて来そうです。
第1試合のいぶし銀職人対決、寺西勇と百田光雄のシングルマッチは5分51秒、逆さ押さえ込みでキャリアと実績で勝る寺西に凱歌が上がりました。
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