コロナ禍で公開延期され、めずらしく夏休み公開となった映画『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』を見て来ました。
シリーズ第29作です。『名探偵コナン』とならぶゴールデンウィーク興行の名物のようなシリーズですが、夏休みに見るのは何だか不思議です。
【物語】
しんのすけ(声:小林由美子)たちは、風間くんが応募した小中高一貫校「私立天下統一カスカベ学園(通称天カス学園)」に体験入学することに。そこは、成績やスポーツなどに応じてポイントが加算され、その累積で評価されるエリート養成校であった。
しかし体験早々、風間くんが何者かに襲われ、性格が激変するという事件が発生。生徒会長とともに「カスカベ探偵倶楽部」を結成したしんのすけたちが、事件の真相に迫る。
…長いシリーズの歴史の中で、学園モノが無かったのは意外。鉄仮面番長など、昭和の学園モノの定番に加え、ミステリー仕立てなのが新機軸です。野原一家の結束はありませんが、カスカベ防衛隊が事件を解決するというプロットです。
お馴染みとなった胸熱展開がクライマックスにちゃんとあって、安心でした。
しんのすけの珍セリフ「エマニュエール、クリステール」で笑っていた観客は、自分と、となりの子どもの付き添いのお父さんだけでした(笑)。その子ども、映画館初体験だったらしく、終始興奮していたのが可愛らしかった。
★★★。良作です。
ログインしてコメントを確認・投稿する