2018年の映画ベスト10(20)の選出も終わり、去年1年間で輝いて見えた映画人の皆さんを勝手に選ぶMVPです。極私的アカデミー賞のようなものです。
演技や演出を「評価する」というよりは、「好き」目線で選んでいますので、あくまで極私的です。
★監督…ジョン・クラシンスキー 『クワイエット・プレイス』
・次点…アニーシュ・チャガンティ 『search/サーチ』
俳優のジョン・クラシンスキーは本作では主演・監督を兼任し、演技面でも素晴らしいものがありましたが、若いのにヒッチコックを彷彿とさせるような安定感と驚きがありました。
★主演女優…エリザベス・オルセン 『ウインド・リバー』
・次点…ブルックリン・プリンス 『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
エリザベス・オルセンが初めて演技に開眼したのがこの映画でしょう。難しい役でした。『羊たちの沈黙』のクラリス・スターリング=ジョディ・フォスターを思わせます。
★主演男優…ラミ・マレック 『ボヘミアン・ラプソディ』
・次点…ジェレミー・レナー 『ウインド・リバー』
世界的アーティストを演じるとあって、プレッシャーも尋常ではなかったと思いますが、見事でした。歌唱パフォーマンスはもちろん、繊細さも表現し、見事でした。ぜひ007の悪玉を演じて欲しいところ(そういう噂があります)。
★助演女優…ミリセント・シモンズ 『クワイエット・プレイス』
・次点…門脇麦 『ここは退屈迎えに来て』
ミリセント・シモンズは実際に障害のある若き俳優。劇中での、耳の聞こえない少女の役は、健康な役者では表現できない辛さ・痛みを滲ませ、圧倒的でした。
★助演男優…クリストファー・プラマー 『ゲティ家の身代金』
・次点…松重豊 『検察側の罪人』
ケビン・スペイシーの代役として急きょキャスティングされたとは思えない、大御所の貫禄。もちろん貫禄だけではない、ほとんど狂気のような金の亡者は、クリストファー・プラマーでないと出せない味です。
□脚本…アニーシュ・チャガンティ&セブ・オハニアン 『search/サーチ』
□撮影…テリー・ステイシー 『ザ・アウトロー』
□美術…『シェイプ・オブ・ウォーター』
□VFX…『レディ・プレイヤー1』
□音楽…アレクサンドル・デスプラ 『シェイプ・オブ・ウォーター』
□主題歌…ヒュー・ジャックマン他 “The Greatest Show” 『グレイテスト・ショーマン』
…昨年見た映画のサントラCD・楽曲から、ベスト盤を作成する時期にもなりました。近日中に曲目をupします。
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