全日本プロレスの85年熱風!サマー・アクション・ウォーズは7月31日、大分県日田玖珠地区産業振興センターで最終戦を迎えましたが、8月1日は移動日で翌2日の札幌中島体育センターからジャパンプロレスの1週間のミニシリーズ第2弾「サマー・ドリーム・フェスティバル」が開幕しています。
今回は馬場、タイガーマスクは不参加でしたが、鶴田、天龍以下全日本プロレス勢が参戦、全日本、ジャパン連合軍はかなりのハードスケジュールを強いられます。
このシリーズには前84年6月にUWFのオープニング・シリーズ第2弾に来日予定でシリーズのキャンセルで来日できなかったウガンダの大魔人、ジャイアント・キマラ(カマラ)が初来日、他ジ・アラスカンズA&B、キング・コブラ、ビッグ・ブラック・モンスターの外国人が参加。かなりB級テイストの強いメンバーが集まりました。
8月2日、札幌大会は観衆5200人満員発表、日本テレビの収録がありました。
メインイベントは鶴田、天龍組vs長州、キラー・カーン組で、8月5日、大阪城ホールでついに一騎討ちが決まった長州と鶴田がタッグでの前哨戦で対戦。長州、Kカーンのジャパン軍が鶴田の右肘を集中攻撃。これにより右肘を負傷した鶴田が場外でダウンしリングに戻れず、13分44秒Kカーンが鶴田からリングアウト勝ち。
初来日のキマラは全日本の大熊元司とセミファイナルでシングルで対戦し、フライング・ボディプレスで圧殺しています。
NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者、小林邦昭は同門の保永昇男の挑戦を受け、14分2秒、フィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で3度目の防衛に成功。
第2戦から鶴田が右肘負傷の為、欠場。今回のシリーズは5月開催のビッグ・ラリアート・フェスティバルよりも日本勢、外国人勢共メンバーが落ちたことは否めません。
第4戦の8月5日、大阪城ホール(ノーテレビ、観衆7900人発表)の前日まで長州vs鶴田戦の中止発表はありませんでした。
インターネットの普及していない時代であり8月4日は日曜日で東京スポーツは休刊日。ファンは状況はわからないまま会場へ足を運びました。
会場の入口には鶴田欠場のお詫びの紙が貼られており、会場後方に設置されていた投票箱にファンが投票し長州の対戦相手が決まることになりました。ファン投票によって選ばれたのは同門の谷津嘉章でした。
大阪城ホールのメインは長州vs谷津のシングルマッチとなり16分、長州がリキラリアットからの体固めで谷津から勝利。
長州は試合後にマイクで「もう馬場、猪木の時代じゃない。俺たちの時代だ!」とアジテーションを展開しています。
そこへ1日の両国国技館まで新日本プロレスのリングに上がっていたスーパー・ストロング・マシンが姿を現し、長州に対戦を要求、先の新日本バーニングスピリット・イン・サマーではマシン軍団との抗争が多く、藤波とのWWFインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦もマシン軍団に試合をぶち壊され、これ以上新日本プロレスにいても仕方ないと思ったか、長州に照準を定めて来ました。
小林邦はこの日も同門の新倉史裕の挑戦を受け、11分54秒、フィッシャーマンズ・スープレックスでこれを退けてNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座4度目の防衛。
第6戦は唯一の東京大会となる8月7日、後楽園ホール大会(観衆3200人超満員発表)、メインでは初顔合わせとなる長州とキマラが対戦し長州が反則勝ち。
セミのKカーン、アニマル浜口組と天龍、石川敬士組は両チームリングアウトで決着つかずに終わっています。
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