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2018年05月12日17:21

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飛龍革命〜あれから30年〜(21)

87年3月28日、全日本プロレス後楽園ホール、チャンピオン・カーニバル開幕戦、2シリーズ続けて試合に出ない長州はジャパンプロレスを除名処分になり、保持していたPWFヘビー級王座は剥奪されました。

実は3月の中旬、長州の新日本プロレス復帰の件で馬場と猪木が2人だけで都内の某料亭で会談を持っていました。おそらく馬場は新日本プロレスとテレビ朝日が違約金を全日本プロレス、日本テレビに支払うことで同意したかと思います。

4月27日、両国国技館で猪木とマサ齋藤が不完全決着に終わった大阪城ホールの再戦として、ノーロープマッチで再戦。

メインイベントの試合前に長州、スーパー・ストロング・マシン、小林邦昭、ヒロ斉藤、保永昇男、佐々木健介がリングサイドに姿を現しました。

ジャパンプロレス(カルガリー・ハリケーンズ)の中で新日本に復帰するのはまさにその場にいたメンバーだった訳です。

試合は途中からM齋藤が持ち込んだ手錠により両者が片腕を繋いだ手錠デスマッチとなり、猪木が鉄拳制裁でM齋藤を大流血に追い込み、M齋藤のセコンドの馳浩がリングに上がって試合のストップを要請。26分2秒、猪木のTKO勝ちとなりました。

心の師匠、M齋藤の惨敗した姿を見た長州は居ても立ってもいられず、着ていたGジャンを脱ぎ捨てて場外フェンスを乗り越えて猪木に今にも襲いかからんばかりの剣幕で突進していこうとしましたが、マシン、小林邦らに止められています。

やはり、日本テレビとの契約があってリング内には入れなかったのでしょう。

5月11日、後楽園ホールで開幕したIWGPチャンピオン・シリーズにはM齋藤がエントリーされました。

5月13、14日の両日、札幌中島体育センター大会が開催されましたが、初日のダブルメインイベント第1試合で藤波とM齋藤が特別試合60分1本勝負で対戦。

M齋藤は入場するや否や、「場外フェンスなんか要らない、決着をつけるには邪魔だ」と場外フェンスの撤去を要求。M齋藤の要望が通り、フェンスは撤去されています。

試合は藤波がM齋藤に掟やぶりの逆サソリを決めて優勢にたちましたが、通路から長州が上半身裸、下はグレーのトレーナー姿で全力で走って来てついにリングへ足を踏み入れ、藤波めがけ自らロープに飛んでのリキラリアット一閃。ダウンする藤波。

6分18秒、藤波の反則勝ちとなりました。

納得いかない両者は翌14日の札幌でもメインイベントで再戦。今度は旧ジャパン軍団(長州軍)が試合前からセコンドとしてリングサイドに陣取りました。

試合は6分5秒、M齋藤のレフェリーへの暴行で藤波の反則勝ちと前日と同じ結果となりました。

試合後、事態を見かねた猪木がリングに入ったところで長州軍も乱入し、長州は猪木、藤波にリキラリアット、藤波にサソリ固めを決めて実力行使に出ました。

試合後、M齋藤は「若い選手はもうこれ以上止められない。紙切れ1枚で長州がリングに上がれないなんてバカなことだ。」とコメント。

M齋藤の「紙切れ(契約者)1枚」発言は大きな物議を醸しましたが、長州が新日本のリングに上がったことで長州の新日本プロレスへの復帰は一気に加速しました。


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