東宝・市川・石坂=金田一耕助シリーズの最高傑作と謳われる『悪魔の手毬唄』。
第1作『犬神家の一族』と人気を2分するこの作品の、膨大な資料を集めた研究書が出版されました。
いつも自分の映画魂に火を付けてくれる「映画秘宝」=洋泉社より8月に発売された、「『悪魔の手毬唄』完全資料集成」です。
B4サイズの大判で全190ページ、500点におよぶスチール写真と関係者インタビュー、作品データ、企画から映画公開までの顛末、準備稿・決定稿・完成作品それぞれの差異解説など、ファン垂涎の決定資料集です。
「なぜ『犬神家』を差し置いて第2作の『手毬唄』から?」とか、
「他の東宝金田一シリーズの資料集は出ないの?」とか、
疑問は多々ありますが、とりあえずこの本を片手に(片手で持てる重さじゃないです)、『悪魔の手毬唄』をブルーレイで視聴。
何度も見ている映画なのに、初めて知った情報が多々ありました。
これは良い本です。
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