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2022年10月03日20:27

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ストロング小林さん追悼(270)

猪木欠場という波乱が起きた77年新日本プロレス「新春黄金シリーズ」中盤、後半戦のストロング小林の激闘の模様です。

九州から中国・近畿地方に戻った新日本プロレスの巡業一行。第12戦は1月22日、山口県徳山市(周南市)体育館(観衆3,500人満員発表)大会。

S小林はセミファイナルでスタン・ハンセンと今シリーズ3度目のシングルマッチ45分1本勝負で対戦、11分59秒、反則勝ちを拾いました。

メインイベントは坂口征二と木戸修がタッグを結成し、タイガー・ジェット・シン&ブルータス・ムルンバ組と対戦。1本目は12分14秒、シンが木戸をコブラクロー、2本目は6分14秒、坂口がシンに反則勝ち、決勝の3本目は1分3秒、坂口がムルンバを逆エビ固めでギブアップさせて2−1で坂口&木戸組が勝ちました。

ピート・ロバーツは永源遙を10分43秒、回転エビ固めで降しています。

1月25日付(24日発行)の「東京スポーツ」一面に猪木が2月1日、岐阜市民センター大会から強行復帰するというニュースが掲載され、ファンを一安心させました。

第13戦、1月24日、広島県立体育館(観衆3,500人発表)大会でS小林はメインイベントのシングルマッチ60分1本勝負で対戦し、12分5秒、体固めでフォール負けを喫してしまいました。まあ、猪木がいる時は大体この半分前後の時間で10分以上持たせては貰えないから頑張った方なのでは?と思われます。

セミファイナルは坂口&星野勘太郎組とハンセン&Pロバーツ組の対戦(45分3本勝負)、1本目は15分29秒、ハンセンが星野を体固め、2本目は1分18秒、星野がPロバーツを回転エビ固め、決勝の3本目は3分39秒、坂口が腰を痛めて滅多に出さなくなったアルゼンチン・バックブリーカーでPロバーツからギブアップを奪い、2−1で坂口&星野組が勝利を飾っています。

木戸はムルンバとシングルマッチで対戦、8分17秒、逆さ押さえ込みでフォール勝ち。

第14戦、1月25日、兵庫県姫路市厚生会館(観衆4,000人満員発表)大会では坂口とシンが1月17日熊本、21日長崎大会に続いてメインイベントのシングルマッチ60分1本勝負で対戦、12分27秒、体固めでシンがフォール勝ち。シンは2日続けてS小林と坂口を連破しました。

セミファイナルはS小林&木戸組とハンセン&Pロバーツ組のタッグマッチ45分3本勝負。1本目は17分8秒、ハンセンが木戸を体固め、2本目は1分54秒、木戸がPロバーツを回転エビ固め、決勝の3本目は6分32秒、S小林がPロバーツを体固めで破り2−1でS小林&木戸組が完勝しました。

外国人レスラーが4人しかいない為、カード編成の都合上、シン&ムルンバ組の親分子分コンビ、ハンセン&Pロバーツ組という組合せがどうしても多くなってしまいますが、実力者でありながらハンセンのことを立ててゲー厶メイキングをしながら負け役を黙々とこなしていたPロバーツにハンセンが尊敬の念を抱くようになったのは理解出来ます。

小沢正志(キラー・カーン)はムルンバとシングルマッチで対戦しましたが9分28秒、カナディアン・バックブリーカーでギブアップ負けを喫しました。

第15戦、四国へ渡り1月26日、徳島市体育館(観衆3,000人満員発表)大会、S小林はメインイベントに登場、星野勘太郎と組んでシン&ムルンバ組と対戦。このカードは偶然にも前76年「新春黄金シリーズ」1月16日の同じ徳島市体育館大会と同じカード、同じメインイベントでテレビ生中継。この時は北米タッグ王座挑戦(王座決定戦に変更)を控えるシン&ムルンバ(当時はザ・ブルータス)が2−1で勝っています。

1本目は14分20秒、シンが星野をコブラクロー、2本目は4分52秒、S小林がシンに反則勝ち、決勝の3本目は1分38秒、S小林がムルンバを体固めで破り2−1でS小林&星野組が1年前の同一会場での敗戦の雪辱を果たしました。

セミファイナルは坂口とハンセンの今シリーズ3度目のシングルマッチ45分1本勝負で11分12秒、両者リングアウトの引き分けでまたも決着つかず。

Pロバーツは木村たかし(聖裔、健吾)を10分56秒、体固めで降しました。

第16戦は本州に戻り1月27日、岡山県津山市総合体育館(観衆3,500人満員発表)大会。メインイベントは坂口&S小林組がシン&ムルンバ組と今シリーズ3度目の対戦。1本目は17分56秒、日本組の反則勝ち、2本目は2分14秒、S小林がムルンバを体固めで破り2−0で坂口&S小林組がストレート勝ちを収めています。

セミファイナルは異色対決、ハンセンと「横紙破りの法界坊」永源遙とのシングルマッチ45分1本勝負が実現。後に両者が全日本プロレスに移籍してから、正月のバトルロイヤルで永源がハンセンに攻撃にいくと見せかけて逃げるという場面が観客を沸かせていますが、この時はシリアスな初対決。6分10秒、体固めでハンセンがフォール勝ちしています。

木戸はPロバーツとシングルマッチで対戦し13分15秒、逆さ押さえ込みで勝利。

第17戦は1月28日、島根県松江市総合体育館(テレビ生中継、観衆3,000人満員発表)大会。

この日はダブル・メインイベント。いずれもシングルマッチ60分1本勝負。ダブル・メインイベント第1試合ではテレビでは初放送となる坂口vsハンセンの一戦、10分48秒、両者リングアウトの引き分け。

続いて行われたダブルメインイベント第2試合、S小林とシンの一戦。猪木欠場の中組まれたテレビ生中継での大トリ。S小林は勝敗も勿論ですが、内容でもシンに一矢報いたいところ。

S小林は1月14日、福岡大会での北米タッグ選手権試合で痛めた左肘に黒いサポーターを着けての登場、5日後の2月2日、大阪府立体育会館での再戦を前にシンとしてはS小林のは左腕のダメージを深くす作戦に出ました。

執拗にS小林の左腕を攻撃するシン、S小林は猪木ばりのコブラツイストを見せ、ギブアップ寸前に追い込みましたが、テレビ生中継の放送時間終了が来てしまい最後まで入らず、結果は10分47秒、シンが体固めでフォール勝ちしました。

セミ前の星野とPロバーツのシングルマッチは13分24秒、星野が回転エビ固めでフォール勝ち、テレビ生中継はここまでの3試合を放送。永源vsムルンバは7分35秒、ムルンバの反則勝ちとなっています。
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