88年全日本プロレス「サマー・アクション・シリーズ」7月5日の小浜大会で左眼の横に大きな裂傷を負った阿修羅・原は13針を縫う重傷で全治3週間と診断され、翌6日から欠場、8日の萩でのテレビマッチも出られませんでしたが、第7戦の7月9日佐賀スポーツセンター(観衆3,200人満員発表)大会は原が興行を会社から買ったプロモート興行であり強行出場。
原はセミファイナルで天龍源一郎&川田利明とトリオを結成し、タイガーマスク&仲野信市&高木功組の決起軍と6人タッグマッチ45分1本勝負で対戦、22分5秒、天龍が高木をパワーボムからのエビ固めで破りましたが、この大会の後再び欠場しています。
7月13日全日本プロレスは、次期シリーズ「サマー・アクション・シリーズ�供彙罎裡厳�29日日本武道館大会を「サマーナイト・オールスター・ウォーズ」として開催、ファン投票(希望カード3試合を書いてハガキで投票)により要望の多いカード順にカード編成を行うと発表しました。
おそらくファンはここで前87年11月22日後楽園ホールでの「世界最強タッグ決定リーグ戦」第2戦で公式戦でタッグ対決を行ったスタン・ハンセンとブルーザー・ブロディの「超獣対決」に投票が集中し、ついに両者の夢のシングルマッチが実現するのでは?という大きな期待がありました。
第12戦、7月16日高松市民文化センター(テレビ収録、観衆3,200人満員発表)大会。メインイベントは初代世界タッグ王者チーム、鶴田&谷津嘉章組にハンセン&テリー・ゴディ組が挑戦した60分1本勝負。
注目の世界タッグ王座のチャンピオンベルトは新調せず、インターナショナル・タッグとPWF世界タッグ王座の2本のベルトをそれぞれ持って登場しています。
五輪コンビはハンセンの脇腹に的を絞って攻撃、谷津と鶴田が交互にコブラツイスト、ハンセンの捕まる時間が長い。業を煮やしたゴディがイスを持ってリングに上がり鶴田の脳天を一撃、谷津がフォローに入ってゴディと殴り合い。
その間蘇生したハンセンは鶴田にウェスタンラリアット一閃!鶴田ダウン、ハンセンも脇腹に受けたダメージからダウンしました。
谷津とゴディはリング中央で激しい殴り合い、レフェリーのジョー樋口が制止に入っても乱闘を続け、18分37秒にノーコンテスト。鶴田&谷津組は初防衛にはカウントされず、消化不良の試合となりました。
試合そのものもスピード感に欠ける試合で大味な展開だったと言えます。
両チームは7月29日高崎市中央体育館でタイトルを賭けての再戦が行われることとなり、またシリーズ最終戦、7月31日函館市千代が台陸上競技場特設リングでも同タイトルを賭けて両チームが激突することになり、鶴田&谷津組とハンセン&ゴディ組の世界タッグ選手権試合三番勝負が決定しました。
セミファイナルは決起軍対天龍同盟、タイガーマスク&高木功組と天龍源一郎&川田利明組が対戦したタッグマッチ45分1本勝負。
高木が天龍をロープに飛ばそうとしましたが、天龍が抵抗してエグい角度でニーを入れ、140kgの高木の巨体を一気に担ぎ上げてパワーボム、17分50秒、エビ固めで天龍が高木から力づくでフォールを奪いました。
セミ前は輪島大士とレオ・バークのシングルマッチ30分1本勝負で6分58秒、輪島が逆エビ固めでギブアップ勝ちを奪いました。
ザ・グレート・カブキ&ジョン・テンタ組vsシーク・アリ&ミッチ・スノー組のタッグマッチ30分1本勝負は11分20秒、テンタが180kgの体重を利したフライング・ボディプレスからの体固めでスノーを圧殺しました。
馬場&石川敬士組はラッシャー木村&鶴見五郎の国際血盟軍と対戦、15分29秒、石川がサソリ固めで鶴見からギブアップを奪いました。
3日後の7月19日後楽園ホールでフットルースのアジア・タッグ王座に挑む決起軍の仲野信市&高野俊二組はザ・デストロイヤー&デビッド・サンマルチノ組との対戦、9分15秒、仲野がDサンマルチノをパワースラムからの片エビ固めで撃破。
マイティ井上&寺西勇組vsサムソン冬木&小川良成組は、4人中3人が国際プロレス出身、11分29秒、M井上が小川をジャックナイフ式エビ固めで降しています。
同期対決、初のシングルマッチ、後の三冠ヘビー級選手権試合、GHCヘビー級選手権試合、田上明と小橋健太のシングルマッチは10分33秒田上がバックフリップからの片エビ固めでフォール勝ち。
大熊元司&永源遙組と渕正信&北原辰巳組の一戦は11分7秒、大熊が北原をジャンピング・ヘッドバットから体固めで破り、百田光雄は菊地毅を7分29秒、逆エビ固めでギブアップさせました。
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